バッキンガム宮殿にて・イギリス新婚旅行記5
作品No.(658)
ロンドンに来たらこれを見なくちゃというところはいろいろありますが、わたしたちはまず歩いて行けるバッキンガム宮殿にやってきました。
ここは赤いジャケットを着て、頭に毛皮のでっかい帽子をかぶった近衛兵が有名です。
彼らはあの帽子の中にお菓子やら携帯やらを入れてるそうです。(リュックサックか!)
ほんのブラックジョークでした。(どこが!)
ちょうど衛兵交替の時間で、たくさんの観光客が集まってきます。
天気のよいバッキンガムの庭園は、とても美しく、5月に照準を合わせて造られてるんじゃないかと思うほど、完璧でした。
わたしたちが花を見ながら衛兵交替を待っていると、イギリス人らしき男性がしかちくに話しかけています。
それは道を聞いているのでした。
教え終わったしかちくは、
「オレってイギリス人に見えるんかな?」
とわけのわからないことを言い始めます。
「そんなわけないやん!あんたが地図持ってるからやろ!」
「いやあ、そうかなあ。地元の人が道聞くって相当やで。
オレってこう見えて、けっこう日本人ばなれしてるみたいやからな」
とまんざらでもなさそうな表情。
どこをどう見ても、シルクロードの向こう側の住人みたいな顔してんのに。
そうこうしているうちに衛兵たちがパレードをはじめました。
歴史がある行事なんだろうけど、赤のジャケットを着た衛兵たちはなんだかモダンな印象がありました。
衛兵交替も終わり、次にわたしたちはそこから歩いて行けるウエストミンスター寺院や国会議事堂ビッグベンに行くことにしました。
たいていの観光スポットがそうであるように、ウエストミンスターも、ビッグベンも記憶になにも残っていません。
わたしの記憶に残っているのは食べ物にまつわる思い出ばかり。
こんなことなら旅行中、レストラン以外どこも行く必要ないよなあ。
書きながら、これからは極力、レストラン観光に力を入れようと思ってしまいました。(情けない!)
しかし、強気な物価のロンドン。
その日、わたしたちは真剣な協議の結果、やっぱり今日はレストランはやめようという、はなはだ遺憾な決定を下すことになりました。
すでに予算はオーバーしているのです。
わたしたちは歩きつかれた末、スーパーでパンとチーズとワインを買って、セントジェームズパークのベンチでディナーをとったのでした。
旅行に来て何が楽しみって食べることなのに。
このままでは、ユカイなロンドン楽しいロンドンどころか、不快なロンドンになってしまう。
そう考えたわたしはある提案をしました。
「あした、イングリッシュ・ブレックファースト食べに行こう!」
「そうやな。明日の昼ごはんは、朝ごはん食べよか!」
としかちくもよくわからない表現で同意。
ともあれ、ロンドンまで朝ごはん食べに来たのだから!(そんな目的か?)
明日こそ、ロンドンで朝食を!


あしたも、お待ちしております。!

