子猫救出作戦の巻き
作品No.(630)
「ちょとちょと、ハッタリ!あなた、手伝うあるよ!」
体育の金先生がトイレから出てきたハッタリ君に手招きする。
「これはこれは、中国人のキンコンカン先生。すぐにすむ用事でござるか?」
ハッタリ君が一回転して足をもつれさせながら聞く。
「すぐにすむあるネ。中国4000年の歴史からすると、どってことない時間ある。」
「ちょとちょとアンポンタン先生〜。拙者も忙しくないでござるよ。手短かに頼むでござるよ。」
「忙しくないなら、すぐにすませるあるよ。ハッタリしかできない用事あるネ。」
金先生はハッタリ君の手を引いて体育館へ行く。体育館には数人の女子がいる。
「ハッタリ、見るある。」
金先生が指差した先は体育館の天井。太い鉄の梁に子猫がいる。みんな心配そうに見ている。
「あれは、この子だれの子、子猫でござるな〜。ニャオニャオ。」
「あれ、ハッタリとってくるある。」
「ええっ!ものは相談、四谷怪談、それは冗談でござろ〜、ポンチーカン先生〜。
拙者、こう見えても高所恐怖症、骨粗しょう症でござるよ。ビクビク!」
「ハッタリ、この間の体育ですばらしい技、披露したネ。忍者なら問題ないある。」
そこへ国語の藤原小百合先生とカズヤたちが入ってくる。
「おい、ハッタリ!おまえがあの子猫、助けるんだって!?」
カズヤが心配そうに聞く。
「ハッタリ君、やめたほうがいいんじゃない?金先生、専門の業者さんにまかせたほうが・・。」
小百合先生が金先生のほうを向いて言う。
「はっはっは!何をおっしゃる、うなぎ丼!拙者、苦しくもない修行を経て、いろんな忍法を体得してるでござる!
こんなこと朝飯前の夕食後!とくとごらんあれ!トクトク!」
「その調子ある。ハッタリ、ワタシも協力するあるネ。どうやてとるあるか?」
「拙者、忍法『猫の手も借りないの術』を披露するでござるよ。」
「ワタシ、ハッタリの手伝いするあるネ。心の準備、いいアルサンスー!」
「ではみんな、体育館の外にでるでござるよ。秘伝中の秘伝のタレを今から使うでござるからな。」
ハッタリ君がみんなを外に押し出す。
「キンコンカン先生、きんと雲か空飛ぶじゅうたん、あるいはボールはござらぬか?」
「ボール?ハッタリ、あなたボールを猫にぶつける気か?のぼってとるじゃないあるか?ぶるぶるぶる。ワタシそんなこと、できないネ。猫は食べても虐待はできないネ。」
「そんなこと言ってる場合ではござらぬよ。はやくボールよこすでござる!」
「ハッタリ、ダメある!わたし、パンダの次の次の次に猫好きあるネ!」
「早くするでござる!拙者が稚拙にキャッチするでござる!ぽろぽろ!」
ふたりは体育館の真ん中でもみ合う。上で見ていた子猫がそろそろとおりてくる。
「ああっ!猫が下りてきたでござるよ!これぞ、忍法『猫の手も借りないの術』!成功!」
「あなた、猫の手しか借りてないあるネ!」
(追記)
みなさまいつもご訪問ありがとうございます!
できたてほやほやのイオンエコタウンに行ってきました。
先週の土曜日。
そこは宮古島ではありえないくらいの渋滞だったとか。
わたしは渋滞がおさまったころ歩いて行ったのですが、みんな楽しそうでした。
ああ、わたしもがんばったかいがあったと思います。
って、わたしは何もがんばってませんが。
なんやそれ。
おととい、近所の家で新築の家の棟上式がありました。
招かれたので行ってみたら、すごいすごい。
男のテーブルと女のテーブルにわかれていて、男テーブルではみんな大騒ぎでした。
わたしはおとなしく女テーブルでお茶を飲んでました。
沖縄では豚料理がおめでたい席ではふるまわれます。
中身汁(豚の内臓入り吸い物)とかチーイリチーとか。
このチーイリチーは豚の内臓を血といっしょに煮込んだものなんですが、まさかのおいしさ。
人間見た目じゃわからないように、食べ物も見た目じゃわからないもんです。
そういえば、となりのおじいもちゃっかりすわってました。
あのひとは見た目どおり、卑屈道の師範として、うひひひという笑顔で座ってました。
さて、明日から3日間、ひとりごとの連載です。
とりぶう一家がこの夏無人島に!
決死のアドベンチャーのてんまつをお読みください。
あ、そんなにおおげさなことではないので、気軽にお読みください。
それではまた明日もお待ちしてますね〜!
とりぶう


あしたも、お待ちしております。!

