2008年04月25日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  DNAデオキシリボ核酸の神秘 


DNAデオキシリボ核酸の神秘

テーマ : ショートショート ジャンル : 小説・文学
(168)

リビングで、ミヤコさんが足のツメを切っている。

「あれ、お父さん、ツメの形、おじいちゃんそっくり!」

タマヨがミヤコさんの足をしげしげと見る。

「え?そうか?おじいちゃんのツメ、こんなだったか?」

ミヤコさんは意外そうな顔をする。

「そう、こんな形。

なんていうのかな、毒へびの頭みたいな形。」


タマヨがミヤコさんのツメを見て言う。

「いやなたとえ方だな。」

ミヤコさんは顔をしかめてツメを切る。

「やっぱ、DNAってこういうところにも、現れるもんなんだね。」

タマヨが腕を組んで立ち上がる。

「それはそうと、タマヨ、DNAの正式な名前知ってるのか?」

ミヤコさんが思いついたように聞く。

「ちょっと、バカにしないでよ。遺伝子でしょ。」

タマヨは心外そうに口をとがらせる。

「じゃなくて、生物で習う正式な呼びかただよ。」

ミヤコさんがツメをゴミ箱に捨てる。

「知ってるわよ~。もう高校生だよ~。

デオキシイボ核酸でしょ?」


タマヨは得意げに言う。

「はあ?イボ核酸?はーっはっはっは!タマヨ、どこにイボがあるんだよ!

あたま隠して、イボ隠さんってか?はーっはっはっは!」


ミヤコさんは腹を抱えて盛大に笑う。タマヨはむっとしてミヤコさんをにらむ。

「あら、なになに?楽しそうね。」

奥さんが入ってくる。

「ちょっと、ナツミ。タマヨにDNAの正式名称教えてやってくれよ。」

ミヤコさんは笑いながら奥さんに言う。

DNA遺伝子でしょ?」

奥さんはきょとんとして答える。

「じゃなくて、長いやつ。生物で習うほう。」

ミヤコさんは涙をぬぐいながら言う。

「ああ、デオキシイボ核酸のこと?」

奥さんは当然というふうに答える。

「えっ?お前もイボ核酸!?

これが、DNAか・・・。」

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