2008年08月28日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  とりぶう何色? 


とりぶう何色?

テーマ : エッセイ ジャンル : 小説・文学
(269)

近くの漁港でめずらしいものを見ました。

真っ黒の鳥のヒナです。

(とりネタ多いな!)

ニワトリくらいの大きさで、ふわふわの体に、足が長め。飛べない鳥のようです。

わたしたちが現れると、つたたたたと走って藪の中に入って行きました。

「うわ、今のってナントカヤンンバルクイナみたいやったな。」

(ナントカはいらん)

わたしは嬉しくなって薮の中をのぞきこみました。

「ほんまやな。あれって実写版のとりぶうみたいやな。

あれでもっとふてぶてしかったらそっくりやで。」


しかちくはいいます。

「ちょっと待って。あたしのあの絵、イメージはたまご色やで。」

わたしはちょっと心外です。

「ええ~!たまご色~!?

おまえ、自分の色見てみろよ~。どう見ても、黒!さっきのあの鳥のまんま!」


しかちくはわたしの腕を指して力説します。

ひどいわ。そんなに黒くないよ。

とりぶうちゃんかわいそうやんか。イメージはひよこなのに。
(あれで?)

と思って自分をあらためて見ると。

うわ、黒っ!

たしかに黒い。

中学のとき、学校で1,2を争った黒さは今も健在でした。


宮古島では、高校生くらいになると、女子は日傘をさします。

手足丸出しで黒々日焼けした女子は、子どもかわたしくらいのものです。

持病の日光性湿疹も、真夏になればなぜか影をひそめるのをいいことに、ほとんどノーケアです。

日傘というものも、いまだかつて使ったことがありません。

それはわたしのポリシーです。

めんどくさい、というポリシーなのです!

(ただのなまけもんや!)

その結果。宮古島でも同年代女子としては、1,2を争うくらいに黒くなってしまいました。

最近では、宮古島のおじいおばあにも、

「あんた色黒いさね~。」

とおどろかれる始末。

毎日部活に明け暮れる地元中学生にも、

「オレより黒いさね。」

と笑われるくらいです。

どうだどうだ、宮古島!

移住1年半にしてこの快挙。

来年には、「日本語じょうずですね~。」

くらい言わせてやるからな!

(なに人めざしてんねん!)
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