2009年04月23日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  あたりきしゃりき 


あたりきしゃりき

テーマ : エッセイ ジャンル : 小説・文学
(466)

『うそつきごんぼ、ごんぼ食って走れ』

子どものころ、ウソをついたらこう言われました。

わたしの推測では、もともと『うそつき権兵衛』と言ってたのがなまって『うそつきごんぼ』と言うようになり、

それなら語呂合わせにごんぼ(ゴボウ)を食わせよう、どうせ食わせるなら走らせよう(なんで?)、ということで出来た言い回しだと思います。

どうです?この推測力。
(たいした推測してない!)

ところで、有名な言い回しに、『あたりきしゃりき』というのがあります。

わたしの子どものころ、その続きは『ションベン器』でした。

得意げに、

「あたりきしゃりきションベン器!」

と言うと、ちょっとやんちゃな子供になったような気がしたものです。

ところが小学校高学年のころ。姉が得意そうに言いました。

「あたりきしゃりきケツの穴ブリキ!」

ケツの穴ブリキ・・・。なんとすごい組み合わせ。

わたしはその下品な言い回しに度肝を抜かれました。
(ションベン器も相当下品や!)

どういう意味かわからない上に、この手の言い回しにはあるまじき字余りのしかた。

わたしはそんな言い方はおかしいと反論しました。

「なに言うてんの。いまは『あたりきしゃりきケツの穴ブリキ』がふつうやで。とりぶうは遅い。」

と姉は今年の春夏はアニマル柄がマスト!というファッション評論家のような口ぶりで言うのでした。

とりあえず流行に乗り遅れてはならないと考えたわたしは、翌日から学校で、

「いまは『あたりきしゃりきケツの穴ブリキ』って言うんやで!」

と得意げに広めたのでした。

その後大阪で住むようになって、まわりの友だちがみんな『あたりきしゃりきケツの穴ブリキ』と言ってるのを聞いて、あのとき会得しといてよかった~と胸をなでおろしました。

ところが先日。子どもが国語の音読の宿題をやっているとき。

「あたりきしゃりきよ、車引き」

と読んでいます。

なんの音読してんねん、という突っ込みよりも、『車引き』ってなに?

そこは当然、『ケツの穴ブリキ』やろ?

しかし、お義母さんに聞いたところ、お義母さんも『ケツの穴』は知らないと言います。

わたしとしかちくは完全に『ケツの穴』世代。

やっとの思いで調べたところによると(パソコンでちょっと調べただけやろ)、

『ケツの穴ブリキ』はじつは『ケツの穴馬力』がなまったものと判明。

どうです?この推測力。
(どこで推測した?)

『ケツの穴』がついた時点で『馬力』でも『ブリキ』でもただの下品なことばになりさがるということもわかりました。

おそるべし、ケツの穴の力!
(どうでもええわ!)

あなた、なに世代?
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