2011年09月ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  宮古島旅行 (前編)宮古島旅行 (後編)ブラックスワンを見た頭を洗うのがいやだったころトンボ 


宮古島旅行 (前編)

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

約一週間、夏休みをいただいていました。

その間、なにをしていたかというと、

ゴルフ(千円)をしたり、

映画をみたり、

ボーリングをしたり、

休みを満喫していたのですが。

一泊二日の旅行にも行きました。

行き先はなんと・・・宮古島!

地元やん!

車で30分で行けるやん!

そんなことないよ!

急いだら25分で行けるよ!

どうでもええわ!



そうなのです。

島内旅行です。

宮古島は観光に力を入れてるだけあって、ステキなリゾートホテルがたくさんあるのです。

各部屋にプールがついたそれはそれはゴージャスなホテルが。

しかし、子どもふたりも連れてゆくため、そんなゴージャス、いけるはずもなく。

そのホテルの系列の、家族で利用しやすいお値段のホテルに行きました。

朝、九時ごろ家を出ると、九時半にはすでに到着。

「どうする~?」

と言いながら、もう何回も来たことがあるみやげ物屋を物色。

試食のちんすこうを買う気もないのにいただくも、

子どもたちは「おなかすいた~」を連発。

「だって、朝ごはん なしやもん」

と不服そうな口ぶり。

なにをぜいたくな。

朝ごはん、なしでええやないか!

あ、朝ごはん、梨 でええやないか。

わたしはこの時期、毎日わんさか梨を食べることをモットーとしているのです。

だっておいしいもん。

身勝手なモットーでごめん。

まだレストランはどこもあいておらず、ホテルの駐車場に寝ていた野良猫2匹とひたすら遊ぶ。

それでもようやく十時半。

しょうがなくホテルのロビーでうろつくことにします。

こんなとき、関西弁というのは便利なもの。

いくらうろついても、

「ああ、観光客だな」

と思われて、怪訝な顔もされません。

ホテルのロビーでは、アクティビティの受付もしているのですが、

あいにく台風接近中のため、海のアクティビティはすべて中止。

「昼から、何する?」

と、言い合いながらようやく十一時になり、近くのレストランでごはんを食べました。

レストランのテレビでは『世界陸上』がやっていました。

とくにすることもないので、家族4人で『世界陸上』に注目。

夏といえばスイカ、みたいに。

世界陸上といえば織田裕二、ということになんとなく安心し、

織田裕二、なぜあんなにも変わらないのか、ということに愕然。


さて、食後。

海のアクテピビティがダメだということなので、

「シーサーを作ろう!」

ということになりました。

ホテルのちかくにシーサーを作れる工房があって、観光客に人気なのだとか。

わたしたちが訪れたときは、満員だったのですが、どうにか場所をあけてもらい作ることができました。

ひとりにひとかたまりずつ、ガムテープふた巻きぶんくらいの大きさの粘土が配られます。

なつかしい思いがこみ上げてきました。

というのも、わたしの小学校では毎年、なぜか陶芸をやらされて、灰皿だとかコップだとかを作っていたのです。

下手に作ると、焼くときに割れるので、なかなかうまく行かないことも多かったのですが、

わたしは犬の置き物を作り続けて、割り続けていた記憶があります。

なぜそれほど犬の置き物にこだわったのか、いまではナゾです。

わたしは粘土を前に、昔取った杵柄と、さっそくコネコネしはじめました。

「粘土、こねてええんか?」

と疑わしげに聞くしかちくに、

「粘土はこねないとあかんねん!

しっかりこねないと、あとで割れる!

あたしは小学校6年間、ずっとやってきたからわかんねん!」

と鼻息をふんふんしながら言いました。

しかし教えに来てくれた陶芸家のおにいさんは、まったく粘土をこねることなく、さくさくと作り方を教えてくれるのでした。

しかちくが、

「粘土はこねなくていいんですか?」

と不必要な質問をすると、おにいさんは、

「あ、ぜんぜん大丈夫です」

と気軽にこたえました。

昔取った杵柄、役に立たず。

おにいさんのいうとおりに作ってゆくと、あら不思議。

難しそうに見えるシーサーでも、簡単に作れてしまいます。

正直、わたしはかなり楽しかったです。

シーサーなんてとくにかわいくもないのに、と思っていたのですが、自分で作ってみると愛着がわき、とてもかわいく思えてしまうのです。

絵をかいたり、物を作ったりすることが、はなはだ苦手なしかちくも、おとなしく粘土をまるめてはくっつけて行きます。

意外なことこの上なし。

十五分間、座ることが苦手な子どもと同じように、こういうことはすぐに飽きるしかちくが。

みちみちとシーサーを作ってるよ。

そう思うと、笑えてきてしかたありませんでした。

そうして。

出来上がったしかちくのシーサーは。











シーサー作り 2011 9・1








↑上のような目になっていたので、

「寝てるの?」

と聞いたら、

「ううん、笑ってる」

と答えたので、ちょっと驚きました。

どおりで、しかちくは、

。・∀・)ノ゛    こんなのとか、

_| ̄|○      こんなのとか、

| `Д´|ノ     こんなのとかの意味が、

まったくわからなかったわけだ。

基本、絵文字が読めないようです。

そんなこんなで、シーサーはできあがり。

一ヵ月後、焼きあがりが楽しみです。



まだチェックインもしていないのに、長くなってしまいましたので、今日はこれくらいにしておきます。

まだまだ宮古島は、やる気のある夏が居座っているもよう。

ちょっと涼しくなってほしいなあ。

台風の進路にあたるみなさん、どうぞお気をつけ下さい!

それでは~



とりぶう


関連記事

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

宮古島旅行 (後編)

テーマ : 日記 ジャンル : 日記





みなさんこんにちは。

今日はきのうに引き続き、宮古島旅行のはなしです。


<前編のあらすじ>

いつまでもかわらない体型だと思い込んでいたとりぶうであるが、4年ぶりに乗った体重計でびっくり。
ずっと50キロだったのが、53.6キロになっていた。
このままではいかん、ということで夏場走りこみを始める。
夏の間、毎日2キロを走っていたので、徐々にその成果が現れると思い込んでいたとりぶう。
しかし、夫しかちくのモモは、日に日に成長して筋肉がっちりになり、洋服もぜんぜんゆるゆるにならないのであった。
それを横目で見ながら、自分は気持ちゆるめになってるよな、とひとりほくそえむとりぶうなのだった。



え~っ、そんな話だったっけ!?

と、驚いたみなさん。

そんな話ではありませんでした。

伏線を張っておいたのです。

伏線の張り方がよくわからなくてすいません。

障子の張り方だってよくわからないもので。

どうでもいいですが。

さて。

チェックインまでの時間つぶしも終わり、

午後2時。

さっそく部屋へ。

ツインの部屋にエキストラベッドを二つも入れてるものだからぎゅうぎゅうだろうと思っていたのですが、思ったよりは広めな印象で、

「ホテルのベッド~!」

と子どもたちは大満足なのでした。

ふだんおふとんで寝ているので、かれらはベッドというだけで目の色が変わります。

こんなことで喜ぶのだから、ぜいたくはさせられんな、と実感。

さっそく着替えてプールへ直行しました。

ふだんは(※このホテルへはランチバイキングを食べにたまに来る)プールで泳いでるひとをあまり見かけなかったのですが、今回はぎゅうぎゅう。

海のアクティビティが中止のため、泳ぎ目的で来ているひとたちはみんなプールに集まっていました。

「子ども多いな」

と、カメ氏が自分も子どものくせにつぶやきます。

ぎゅうぎゅうのプールで泳いでいると、ふと大阪時代のことを思い出しました。

大阪にいたころ、夏休みの日曜日はかならず、ちかくの市民プールに行ったなあ。

大きなプールが4つくらいあったけど、どれもぎゅうぎゅうづめで、行くたびに『イモ洗い』という言葉が浮かんだっけ。

荷物の場所取りもひと苦労で。

それを思うと、いまは天国といえるのかもしれん。

ひとしきり泳いでいると、子どもたちが

「おなかすいた~」

と言い出しました。

「え~、もう!?」

と答えたのは、しかちくだけ。

しかちくはいつも、けっこう食べるわりには、食べるという行為を軽視しがちなのです。

「オレ、おなかすくっていう感覚あんまりない」

などということもあり、

「それだったら、あんまり肉食べるな」

と妻に心の中でののしられていたりします。

協議の結果。

清水の舞台から飛び降りて、焼肉を食べよう!ということになりました。

というのも。

その焼肉屋は、宮古島一高級な感じで、わたしたちも一度だけ行ったことがあるのですが、(しかも開店記念半額セールのとき)

なかなかどうして、有効求人倍率 0.4 の宮古島にしては、ええ値段するやないかい、という店なのです。

きっと、各部屋にプールがついてる敷地内のゴージャスホテルの客向けにつくられているのだと思います。

その焼肉屋のいちばん気軽に頼めるひとり3500円のコースを食べることに決定しました。

そうと決まれば話ははやい。

さっそくプールをあがってホテルの大浴場に直行しました。

さあ、ここで伏線が生きてくるのですよ。

大浴場には体重計があり、ひさしぶりに体重計でも乗ってみようかな、と思ったわけなのです。

このまえ乗ったときは53.6キロ。

それから毎日、汗を流して走ったもんな。

暑い日も蒸し暑い日も、風が吹いてるのに暑い日も、走ったもんな。(全部暑い日やん)

わたしは期待しながら体重計に乗りました。

結果。

53.6キロ。

なんじゃそりゃ!

まったく減ってないやないか!

毎日毎日走って流した汗はなんだったのか?

気持ちゆるめの洋服は、ほんとに気持ちだけだったのか?

わたしの中でむなしさという風が吹き荒れていました。

走ったからおなかがすいて、ふだんよりちょっと多めに食べたりしてたんやけど。

まさかそれが原因ってことはないだろうに。(明らかに原因)

焼肉を前に、わたしの心は折れそうになりました。

しかし、ここで折れたら食いしん坊を自称するものの恥。

体重と食欲の問題は、切り離して考えるべき!

と勝手な解釈をして、焼肉を堪能したのでした。

焼肉はひじょうにおいしく、一枚食べるごとに、

「とける!」

「あまい!」

などと、『アイスか!』みたいな感想を述べ合っていたのでした。

さて。

焼肉を満喫したあと。

「おなかいっぱい~」

と言いながら、近くのフードコートをぶらぶらしていると。

『やきとり』 ののぼりが。

子どもたちから、まさかの 「やきとり食べたい」 コールが。







親を超えた夏 2011 9・2








無念。

子どもたちの食欲は、わたしをもう凌駕していました。

ながいこと、わたしのまわりでわたし以上に食いしん坊な人を見たことがなかったけど。

ここに来て、子どもに『王の座』ならぬ、『坊の座』を譲る日が来たことを実感しました。

食べた後、ホテルに戻るともうすでに暗く。

「せっかくやから夜のプールで泳ごう!」

ということになり、夜のプールを楽しみました。

ライトアップされた夜のプールは、わたしたち以外だれもおらず、まるで宇宙遊泳のような気分でした。

翌日。

またまた大浴場へ。

わたしは便通もあり、けっこう泳いだりしたので、きっと体重は減っているのではないかと期待していました。

結果。

53.6キロ。

まったくいっしょかよ!

この体重計、53.6しか表示する気ないんちゃう?

と疑っていると。

娘うさQが体重計に乗り、

「あれ~、減った~」

と言ってるではありませんか!

便通もなく、あんなに食べまくったうさQが減ってるなんて!

若さというのは、よくわからんけどいろんな活動が活発で、消費が激しいんだと思いました。



子どもたちの食欲は親を超え、

親は肥えた夏でした。



それでは~



とりぶう






関連記事

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

ブラックスワンを見た

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

『少年時代』と聞いて、

『少女時代』の間違いじゃね?

と思ったかたは若いかた。

『少年時代』といえば、井上陽水の名曲です。

な~つはす~ぎ~ かぜあざみ~

というあれです。

この時期になると、むしょうにあの曲が思い出されるのですが。

いままで 『風あざみ』 というフレーズを、意味がわからないまま歌っていました。

今日、思い立って調べたところ、

なんと、井上陽水の造語だとか。

風にあざみが吹かれる様子を表現したとかなんとか。

へ~。

明治の作家あたりが、

『風あざむ9月』

とか使っていても、ぜんぜん違和感ないなあと思いました。

以上、今日のどうでもいい豆知識でした。

さて。

8月の終わり、映画館で映画を見ました。

見たのは 『ブラックスワン』。(15禁)

ナタリー・ポートマンがバレリーナ役を体当たりで演じ、アカデミー主演女優賞をとった、あれです。

ちなみに宮古島はDVDが発売される直前あたりに、有名な映画がやってきます。

やってこないことのほうが多いので、やってくるだけでも当たりといえます。

この映画は、『白鳥の湖』の主役に抜擢された主人公が、純真な白鳥役は踊れても、邪悪な黒鳥役が踊れないことで悩み、徐々に心理的に追い詰められてゆくという物語。

こわいけど、とてもおもしろかったです。

途中、しかちくは「うわあっ」と驚きの声をあげたりもしました。

わたしはその声におどろきましたが。

最後まで飽きさせないどころか、最後泣けてきてしかたありませんでした。








映画鑑賞 2011 9・5







※注)この次の文章は少々ネタバレです。なによりも、ナタリー・ポートマンがラストで黒鳥を見事に演じるシーンが圧巻でした。あの表情は今でもときどき思い出すくらいです。終わったあと、しばらく立ち上がれませんでした。

すいません。

早まって改行しわすれました。

ネタバレ読みたくないのに読んじゃった人、ごめんなさい。(わざとやろ!)

終わったあと、しかちくと映画について長々5時間くらい話しました。(長すぎ)

途中から論点がずれてゆき、映画の内容よりも、振付師であり監督である男が、なぜ心に病を抱えそうな主人公を抜擢したのかということで、1時間くらい話しました。

映画的にはそうでないとドラマが始まらないのですが、実社会ではそんな監督は失格だ、ということでいやにしかちくが力説していました。

ときどき彼はストーリーとちがうポイントで熱くなりがちです。

ともあれ。

『映画って本当にいいもんですね』

と言いたくなる一本でした。

が。

じつは、わたしのいつものクセで、事前にいろいろネットで検索しすぎて見に行ったために、

あんなこわいことや、あんなすごいことが、

見る前からわかっていたため怖さ半減、という間抜けな結果になりました。

『いやあ、バカっていくつになっても治らないもんですね』

と思った次第です。


それでは~



とりぶう

関連記事

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

頭を洗うのがいやだったころ

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

子どものころ何がきらいって、頭を洗うこと。

いまでこそ毎日、それこそ暑い日には2回も洗ったりしているのですが、

幼稚園のころは大嫌いでした。

冬場なら週に1回も洗えばいいほうで、親に言われないかぎりはずっと洗わないでおこうと思っていたくらいです。

当時、自分で洗うことはできなかったので、父か母のどちらかに洗ってもらってたのですが、

シャンプーハットをかぶっていてもお湯が目に入るのがいやで、

なにかと理由をつけては頭を洗わないでおこうと思っていました。

あるとき。

幼稚園で、園長先生が、

「みなさん、頭はちゃんと洗ってますか?」

という質問をされました。

わたしはどきっとしました。

『やるな園長先生』

と思いました。

わたしの通ってた幼稚園はお寺にあって、園長先生はそこの住職だったのですが、

『さすが園長先生、仏さんの力かなんかで、わたしのできてない部分をずばり見抜きよった』

と思ったのです。

お寺の敷地内に幼稚園があるものだから、自然と地獄極楽の絵なども見る機会があり、

そういうグロテスクなものを管轄している園長先生というひとは、

常人には見えないものすら見えるのではないか、と子どもごころに思っていたのです。

頭を洗ってるかという質問をされて、きのう洗った清潔天国の面々は、

「はーい、洗ったー!」

と勢いよく手をあげます。

わたしを含めた半数の面々が、不潔地獄の住人として、園長先生と目をあわせないようにしているのでした。

清潔天国の面々は、ここぞとばかりに、

「シャンプーハットなくても洗える!」

などと自慢します。

『ちっ、頭洗ったくらいでえらそうに』

とわたしは、その頭洗うことくらいもできてないくせに、心の中で舌打ちするのでした。

園長先生は清潔天国の住人たちを満足そうに見た後、

「いま手をあげなかったひとは、今日の夜、かならず洗ってくるように」

と言いました。

えーっ、なにそれー、職権乱用ー(とは幼稚園児なので思ってはいないが)

わたしは心の中で大ブーイングでした。

園長先生は 「いいですかー?」 と念をおします。

不潔地獄の面々はしぶしぶ 「はーい」 とうなだれるのでした。

さてその夜。

この時点で、わたしはすでに一週間ほど頭を洗ってなかったのですが、

園長先生に洗えといわれているので洗おうかな~、という思いが頭をよぎりました。

しかし高齢の園長先生は、きっと頭を洗ったことを聞くのを忘れるに違いないと判断し、洗いませんでした。

なぜこんな楽観的な判断ができたのか、理解に苦しみますが、

いまでもわたしはそういうところがあり、いつもぎりぎりで大慌てしているのです。

翌日。

すでに朝から園児たちは 「頭洗った?」 の話題。

『しまった、子供はバカみたいに素直なんや、洗っとけばよかった』 と思ったけど後の祭り。

園長先生が現れるやいなや、

「園長先生、頭洗ったで!」

と自己申告しにゆく不届き者などのおかげで、高齢の園長先生は、頭を洗ったことを忘れずにすみ、

「みなさん、頭洗いましたかー?」

と教室を見回すのでした。

わたしは伏目がちになりながらも、

「あらいました~」

と同調するのでした。

しかし園長先生はわたしを名指しで、

「とりぶうちゃん、洗いましたか?」

と聞くのです。

わたしはここでうろたえたら負けだ、と思い、

「洗った」

とクールに答えたのでした。

園長先生は微妙な顔つきでした。

きっと園長先生は仏さんの力でわたしがうそをついてることがわかるに違いないと思うと、卒園するまで園長先生がなんだか怖かったものです。

しかし、常識的に考えて、1週間以上頭を洗っていない子どもと、きのう洗った子どもでは、あきらかにニオイも違うはずなので、園長先生は仏さんの力をかりなくても、わたしのウソをきちんと見抜いていたのだろうと思います。

そうして、のらりくらり頭を洗うのを先延ばしにしていたわたしですが。

ある父のひとことがきっかけで素直に頭を洗うようになったのです。

それは、

「頭洗えへんかったら、ふくろうになるぞ!」

と言われたからなのです。







ふくろうになる? 2011 9・6







ふくろうは見たことなかったのですが、夜に不気味に鳴いてる鳥というイメージがあったため、

「あの鳥たちはみんな、頭を洗うのを嫌がった人たちなんだ!」

と想像すると、怖くて怖くて、

「今日、頭洗う」

と自主的に洗うようになったのです。

子どものころは、ばかげたものでも、

「絶対ちがう!」 

と言い切れない未経験さがあり、なにやらあほらしい想像をたくさんしたものです。

のどかな時代の思い出でした。


それでは~



とりぶう


関連記事

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

トンボ

テーマ : 日記 ジャンル : 日記







みなさんこんにちは。

高校3年生のとき。

夏休みが終わったこの時期、犬の散歩をしていると、すっきりと青い空の下、黄金色に変わりつつある稲の上を、赤とんぼが飛んでゆく光景を見ました。

毎年くり返される風景なのに、そのとき、これを見るのは最後なんだとはっきりと感じたのです。

高校を卒業すると家を出て行く。

いままでと同じ気持ちで、当たり前のように稲の上を飛んでゆく赤とんぼを見ることはないのだろうと思うと、泣けてきてしかたありませんでした。

早く進もうとする犬を引き止めて、しゃがみこんで嗚咽したことを思い出します。

田舎は嫌いだと思ったけど、去るとなってはじめて、いかにこの自然が美しかったかとわかったのでした。



あれから10年。

を、2回。

と1年。

きょう言いたいのは、トンボのことです。

トンボというと、

トンボのメガネは水色めがね~だとか、

トンボ鉛筆だとか、

なんだかいいもののような印象を受けます。

しかし、トンボはそれほどいいやつではありません。

わりと気の荒い、武闘派なやつらです。

たぶん。

ちなみに。

世間の印象とちがい、実際はわりと武闘派なやつら、

パンダとペンギンも、トンボの仲間といえます。







パンダとペンギン 2011 9・7







トンボはおなじみのように、水中出身です。

飛ぶ虫の代表格、トンボが、じつは水中出身って。

うっかり八兵衛がアイドル出身だった、みたいな衝撃でした。

そして。






ヤゴたち


ヤゴです。

以前描いたものの使いまわしですが。

ヤゴは水中できっと、

「はやく成虫になりたい~」

と妖怪人間のように思ってるはずです。

そして水中で魚の体液を吸って、その機会を待っているのです!

ひ~、こわすぎる!

そんなこわいトンボですが。

イラストだとパンダやペンギンと同じように、かわいらしく描かれがちです。

ためしに、わたしはしかちくにトンボのイラストを描いてもらいました。






しかちくのトンボ 2011 9・7







なんか、突っ込みどころがありすぎて、すごい。

しかし、トンボの怖さは出ている気もします。

残念なのは、すこしもトンボとわからないところです。

しかちくの画力もこわすぎる。



それでは~



とりぶう


関連記事

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

     カテゴリ

     登場人物
登場人物 とりぶう 登場人物 しかちく
とりぶう=わたし しかちく=夫 
登場人物 うさQ 登場人物 カメ氏
姉=うさQ 弟=カメ氏 

     最近のコメント

     最新記事

全記事表示


     月別アーカイブ

     携帯でどうぞ
QR

     リンクエリア1
このバナー使ってほしいな!
ショートショートとりぶうの読むコント宮古島へのリンク
右クリックで名前をつけて
画像を保存して使ってね。

相互リンク一覧も見てね

のぶちんと神様の日記
ずっと♪CuteMama
今日は何しましょうか?
自分を探して
現代語訳「今昔物語」
one more time
空想Cafe 日ごろ景色
モエレ沼公園通り
プリモプエル奮戦記
ゆみぴい日記
宮古島に移住した介護士のブログ「ゆうむつ青板」
うつ病トマト自分探し旅
すくわか グルメ
羊飼いな日々
日吉丸の買い物日記
デイリー・ロク
哲雄&AKIの不純愛講座
「おとなの恋愛小説」倶楽部
雨のち虹。時々とまと
線香花火
OLミユキさん
癒しの宮古島
宮古島ナビ
宮古島オンライン
もう少し生きてみようじゃないか
トモにゃん日記
官公庁のバイトさん
~怪しい探検隊~
アパート経営で副業生活
ちょっと一息
健康・薬・美容のあれこれ
kurosio note
サミタ帝愛カジノ『沼』攻略への道
路地裏ニライカナイ
腹ペコ番長の三ツ星ブランチ
1日10分 1年で創る自分史
COCOマミーのケ・セ・ラ・セ・ラ
きのこにっき
こころと体に光を
こころのかたち。
日本一のみかん農家
いしまり総統の独身OL帝国
笑い話千夜一夜
ノラ家の日常・非日常
人生楽ありゃ苦もあるさ
FIELD & STREAM
するめ日記
ワクワクの森
短編物語
クマゴローYOGIYOGI
ぽんぽこりん日記
シナモン「飛行船の殺人」
小説人気ランキング娯楽部
りくの日記
回転!揺りイス固め
ドラッグストア店長日記
通販ショップ Ring
眠気耐えられないサラリーマン
のほほん お散歩日記
あざらし☆BEAUTY
ガケップチ我が侭コラム
過ぎ行く日々の雑事
富山市・中心街通信
リハビリ病棟は今日も大笑い
よっちゃん’s BAR
さぼりのクリーニング日記
トビナナフシ日記
映画レビュー
極楽トンボの思うこと

リンク切れと判断した場合は削除しますが、見落としてリンク切れと判断してしまった場合は教えてくださいね。
FC2リンクに追加する



     おかげさまです

     ランキング
人気記事ランキング10
面白いサイトがいっぱいなのでぜひ見に行ってくださいね。自分のブログにリンクを貼ってクリックするだけで参加できます。SNSからのリンクはカウントされません。