2012年10月17日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  灰色の結婚生活 


灰色の結婚生活

テーマ : 日記 ジャンル : 日記


みなさんこんにちは。

「女のくせに」というフレーズが日常使われていた子どものころ。

女というだけで差別されたり、規制されたりするのはイヤだと思っていたわたしは。

それならば男に負けないよう、主張だけでなく、責任もとらねばならない、と常々思っていました。

だから、「男は言い訳するもんじゃない」などという言葉を聞くにつけ、

うむ。言い訳するのはいさぎよくないものだ。

男は黙っているのがよいのだ。

男は黙ってサッポロビールなのだ!



男は黙ってサッポロビール 2012 10・17



と、思っていました。

ところが。

しかちくと出会ってからいろんな局面に遭遇し、自分が成長するためには言い訳しなければいけない場面もあるのだということがわかりました。

まさに。

言い訳して、いいわけ!?

ということです。

うしゃしゃしゃしゃ。(おもしろくない)

わたしはケンカすると、

「ごめん、あたしが悪かったっ!全部あたしの責任やからっ!」

と一方的に話をうちきり、黙り込むことが多かったのです。

男は黙ってサッポロビール、

武士はこうやって責任をとるものだ、と思っていたのです。

武士でも男でもないけど。

しかししかちくは許してくれないどころか、

「黙るな。言い訳しろ。自分の主張ははっきりと言え」

と黙り込み禁止令。

主張したら許してくれるのかというと、絶対そんなことはなく、完膚なきまでにわたしの主張の矛盾点を指摘。

そこに塩塗られたらいちば痛いんですけど!

という部分を、針に塩塗って突き刺してくるというやり方で攻めてきました。

黙るも地獄、しゃべるも地獄な状態。

ほんとにこのひとはまったく女みたいにねちねちといやなところを攻めてくるもんやで。

と何度思ったことか。

そのたびにわたしは自分が隠していた黒い心とか、ずるい考えとか、コンプレックスとかを総動員して言い訳にかかるのです。

キレイゴトの言い訳は通用するはずもなく、彼が望んでいるのはわたしが自分の等身大を見つめることだったのです。

もっとかっこよく終わらせてよ~と思っても、絶対そうはならず。

言い訳のあとは、いつも相当なざんげをした後みたいな疲れかたをしました。

そうしてわかったことは。

大人になったら白黒つけるのが最上の策ではないということ。

ましてや夫婦というのはお互いの成長の場。

どっちかが100パーセント責任を負うということが成長につながるとは思えないのです。

男は黙ってサッポロビールみたいに、全責任を自分が負うというのは一見かっこいいように見えます。

しかし責任を負うほうはそれで満足かもしれませんが、負わせるほうはなんだか釈然としないはずです。

あいつだけかっこいいとこ持ってった、

あるいは、

やっぱりあいつが悪かった、

と自分のことを考えなくなるのではないでしょうか。

言い訳しながら妥協点を探し出し、白でも黒でもなく、グレーの着地を模索する。

もやもやするけど、もやもやを抱えたまま生きてゆくしかないのが大人なのだと思うのです。

結婚生活はばら色ではなく、灰色なのです。

でもその灰色は、成長の産物。

やさしさとがまんでできている色なのです。


結婚記念日なので、なんだかまじめなことを語ってみました。

って、誰の結婚記念日よ!?

わたしたちの記念日ではないのは間違いない。(なんじゃそれ)

それでは~


とりぶう

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