2014年07月18日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  「なんでやねん」と言いたくなる話 


「なんでやねん」と言いたくなる話

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

この季節になると思い出す、「なんでやねん!」と言いたくなる話なんですが。

小学校4年くらいのときの1学期の終業式の日。
わたしは、張り切っていました。
いつも夏休みの宿題をためてしまい、残り3日くらいで焦りまくってザツに宿題を終えていた自分とは、この夏休みでサヨナラだ!と思っていたのです。
この夏こそは、7月中に宿題を終えてしまい、8月はまるまる優雅に過ごすのだ!
強い意志を持っていました。
昼ごはんを食べるなり宿題開始。
わたしの頭の中には、宿題を早く終えて庭でアイスを食べる姿が浮かんでいました。
優雅な夏休みの想像がそれというのが我ながら情けないですが。
一心不乱に鉛筆を走らせていたとき。
ちょうど土曜日だったので、父が仕事から帰ってきました。

わたしはひそかに思いました。
「なんと、とりぶう!もう宿題やってんのか!エライなあ、がんばれよー!」
と褒められるのではないかと。
ところが。
わたしの姿を見るなり父は、眉をひそめて、
「何やってるんや?」
と聞きます。
わたしは褒められるんでしょうねという気まんまんで、
トーカ堂の社長の「1万9800円~」みたいなテンションで、
「夏休みの宿題~」
と答えました。
すると父は目を見開いて、
「夏休みの宿題ィィィ!?」
と聞き返します。
くるで、褒め言葉、くるで~、と待っていると、父は眉をつりあげて、
「やめとけよ!夏休みの宿題ら、おまえ、今するなよ!」
と言うではありませんか。



なんでやねん 2014 7・18





なんでやねん!
と思いました。
わたしの両親は勉強に関しては大雑把だったので、ふだんから「宿題やったか」とか、「勉強しろ」とか言うことはありませんでした。
しかし、「宿題するな!」とは。
わたしは父の言葉に耳を疑いましたが、宿題をするのはいいことだと思っていたので、やめませんでした。
父はいったんは引き下がったものの。
またやってきて、
「とりぶう、おまえ夏休みの宿題は夏休みにするもんや!
今日はまだ夏休み違うやろ、宿題するな!」
というのです。

わたしは早目に宿題をやり終えて夏休みを有意義に過ごしたいのだという旨を伝えましたが、父はまったく耳を貸さず。
「ええか、今日は絶対宿題したらあかんど」
と言い捨ててゆきました。

も~~~。
わたしは苦々しい気持ちでいっぱいでした。
有意義な8月のアイスクリームが遠ざかってゆくのがわかりました。
わたしは宿題を続けたかったのですが、こういうときの父は危険。
自分のいうことをすぐに聞かない子どもは大嫌い。
ヘタしたら暴れだし、それこそ楽しい夏休みが台無しになるので、しぶしぶ鉛筆を置きました。

なんだよなあ、もうー。

わたしが宿題をやめたのを確認すると、父はみんなで買い物に行くといいます。
父は父なりに子どもたちを楽しませてやろうと思っていたのでしょう。
そういう気配は感じられたものの、あまりにも横暴なやり方だったので、わたしはずっとナットクいかない気持ちでいっぱいでした。
不器用すぎてうまく言えないにもほどがある。
いまでもそう思いますが、横暴で不器用な父のおかげで、
わたしは強くなったと思います。
お父ちゃんの理不尽ぶりに比べたら、こんなの屁みたいなもんや、と。

夏休みが始まると、いつも思い出すエピソードでした。

ちなみに。
ケチがついたあの夏の宿題。
早く終わったという記憶もないので、たぶん優雅とは正反対の8月だったのは間違いない。

それでは~


とりぶう

関連記事
スポンサーサイト

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

     カテゴリ

     登場人物
登場人物 とりぶう 登場人物 しかちく
とりぶう=わたし しかちく=夫 
登場人物 うさQ 登場人物 カメ氏
姉=うさQ 弟=カメ氏 

     最近のコメント

     最新記事

全記事表示


     月別アーカイブ

     携帯でどうぞ
QR

     おかげさまです