2018年02月08日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  スポンサーサイト実験下手 


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実験下手

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みなさんこんにちは。

小学校のころ、まことしやかにささやかれていたのが、

「高校ではカエルの解剖があるらしい。一人一匹ずつ、カエルにメスをいれなければいけないらしい」

ということ。

カエルがことのほか苦手だった上に、解剖や実験など、手先の器用さが求められる作業がなによりも苦手だったわたしにとって、
それはとてもとてもおそろしいことで、

ふだん町でみかける高校生たちは、あんなに能天気な顔をしているのに、みんなカエルの解剖経験者なのだ、

と高校生の経験値の高さにおののいていた。

が。

いちはやく高校生になった姉に聞くと、

「カエルの解剖?今はそんなんやれへん。昔やろ」

としれっといわれた。

あーよかった。

かなり安心した。

これで大手を振って高校生になれると思った。

が。

いま、カメ氏の高校では生物を選択すると、豚の解剖があるらしい。

豚の中身を解剖したり、豚の目玉の解剖をしたりするという。

カエルどころの話ではない。

なかなかの大物を解剖するのである。

つくづくわたしは今の高校生でなくてよかったと思う。

わたしたちは第二次ベビーブーム世代で、生徒数が多かったためか、実験などは省略されることが多かった。

したとしても、班ごとの実験だったので、実験好きな男子にまかせておけばよかった。

しかし、たまにちょっとした実験のテストがあったりすると困った。

顕微鏡のピントを合わせるテストなど、ほんとうに嫌だった。

わたしは実験でプレパラートの上に乗せるカバーガラスを3枚割ったことがあるくらいの実力。

カバーガラスを割らずに、かつ、ピントを合わせて玉ねぎの細胞を見るなんてこと、すいすいとできる人は「顕微鏡職人」だと思っていた。




実験下手 001




班で行う理科の実験でも、きちんとした数値が取れないのが当たり前だと思っていた。

きちんとした数値など出たらむしろ空気を読んでいない行動であり、

NHK教育テレビでも、最初に実験するおっちょこちょいたちはいつも間違ってる、

そういう前フリがあってこそ、教科書がありがたい存在に思えるのではないか、

と思っていた。

だからきちんとした数値が出る実験ができた班は、「生ける都市伝説」か、くらい神々しく思えた。

たまに、小学生なのにとてつもない発見をしたり、実験をしたりする子がいる。

そういう子は迷いなく、将来理科の実験をするような仕事につくのだろう。

わたしが決してたどれない道であることは間違いないんだなあ。

それでは~


とりぶう

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