2018年09月ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  LLとフォーエルのはざまで泣ける、ほど笑える一冊ニヒル?レジ係に自由を期待は裏切られるものです 


LLとフォーエルのはざまで

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

わたしは子どものころガリガリで、それがとてもイヤだった。

団塊ジュニア世代ではあるが、

昭和の田舎というのはまだ「ふくよか=豊か」「ガリガリ=貧しい」という図式が成り立っており、

お世辞にもモデルのようなきれいなやせ方ではなく、むしろ「貧乏たらしい」やせ方。

ローレル指数という肥満度を調べる指数で、「やせすぎ」のレッテルを貼られたときにはさすがに「やばい」と思い、

どうにかもっと美しくふくよかにならないものか、と思っていた。

そのころ、近くに「北海さん」と呼ばれる女のひとがいた。

親が北海道出身なのか、北海道で勤めてたことがあるのか、理由は忘れたが、とにかく「北海さん」と呼ばれていたその女性、

当時にはめずらしく、とてもふくよかだった。

わたしたち子どもは、よくその人のことを話題にした。

「北海さんの服はこれくらい」

と思いっきり服を引き延ばしてみる。

「そんなもんちがうで、もっとこれくらい」

もっと思いっきり服を引き延ばしてみる。

北海さんは、わたしたちにとって畏怖の念を抱かせるくらいふくよかであった。

「北海さんはLLの服なんやろなあ」

「LLの服で入るかなあ」

わたしたちは北海さんの服のサイズまで心配した。

全く大きなお世話である。

当時のわたしからすると、LLサイズの女性=ふくよかな女性。

女性服売り場でも「大きいサイズのコーナー」を利用するのは北海さんのような、地域随一のふくよか女性たちだと思っていた。

が。

時は流れて。

日本人の平均体型は変わり続け。

わたしの体型も変わり。

今、わたしのTシャツのサイズはLLである。

あのときちょっとあこがれたLLの領域に、すでに足を突っ込んでしまったのである。

先日。

帰省していたうさQが、ふだん着用の速乾性のTシャツがほしいというので買いに行った。

わたしもついでに速乾性Tシャツを購入しようと思い、売り場に行くと。

基本、一番多いのがMサイズである。

わたしもうさQも顔が曇るのであった。

なにしろわたしたちは肩幅がすごい。

肩幅のきゃしゃな方々にはわからないであろうが。

肩の窮屈なTシャツを着ると、ほんとに「肩身が狭いとはこのことか!うぉ~!」とほえたくなるくらい、(勝手にほえろ)

ぎゅうぎゅう締め付けられ、可動域がせまいことこのうえなく、まるで頭に輪っかをはめられた孫悟空のごとしなのだ。

そのため、LLサイズを所望しているのであるが。

うさQが1枚、LLサイズのTシャツを発見。

デザインもなかなか良い。

「これにするわ」

と購入した。

わたしも探したが、いい感じのLLサイズがない。

思わず、

「LL、出てこいや!うぉ~!」

とほえたくなるのだった。(あほや)




出てこいや 001



とりあえず、わたしはLサイズを購入。

「母ちゃん、L大丈夫?」

と、うさQは心配していたが。

いい感じのLLサイズがないのでしかたあるまい。

うさQの背中を借りて、そのTシャツをあててみて、肩幅が入るかどうか確認。

まあ大丈夫やろ、と購入した。

きのう着てみたら。

「これ以上、肩を育てたら危険」領域まで達していた。

いままで、まるで関係ないと思っていた高田延彦がCMしてた「フォーエル」が、急に身近に感じることとなった。

北海さんの領域までもう少しかもしれんなあ。

それでは~


とりぶう


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泣ける、ほど笑える一冊

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みなさんこんにちは。

あなたのオススメの一冊は?

と聞かれたら、今までなら「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」(村上春樹・著)をあげていたのだけど。

あの本を読んだのは、はるかはるか昔の話。

高校生の時だったように思う。

先日、ふたたび読み返そうと思ったが。

手に取ったとたん、めまいにみまわれ、字がかすみ、読むこともままならなくなった。

と、

いうことにしたいくらい、

読む気力、体力がなかった。

なんせ、字が多い。

字ばっかり。(あたりまえや)

ボリュームたっぷり上下巻あるので、読んでも読んでも字ばっかり。

一応、おすすめの一冊にあげてはいるものの。

自分が読まない、というか、読めない本をオススメするのは無責任ではないか。

ということで、このたび、改訂した。

わたしのオススメの一冊。

それは、東海林さだお・著「ショージ君の青春記」である!

1980/8/25 発売。

なので、およそ40年前の本であるにもかかわらず。

文体は古さをみじんも感じさせない。

どころか、エッセイのお手本のような引き締まった、かつ、軽薄な文体である。

毎夜、わたしはしかちくに音読しながら泣いている。

しかちくも泣いている。

もう、涙なくしては読めない。

なぜって、泣くほど面白いからである。



泣く!ほど笑える!! 001





抱腹絶倒、というのはこの本のためにあるのではないか、

というくらい、毎回、涙を流して笑う。

東海林さだおさんが、自身の青春時代を書いたエッセイであるが、

そのイケてない青春が、めちゃくちゃ最高なのだ。

自分のことを美男だと言ってはばからないわりにはモテなかったり、

酒には意地汚くていつも酔いつぶれたり、

カップルには暴言を投げつけたり。

この本を読むと、むしろ、イケてない青春がうらやましいな、と思えるのだ。

わたしもそんなイケてる青春時代を送っていたわけではないが。

なんか、わたしのほうがだいぶイケてるな、

と思えるくらい、

いじましくて、意地汚くて、地味で、勘違いな青春時代を送ってなさるのが、ほんとうに痛快きわまりない。

さらに、この本は字がそんなにぎっちりと詰まっていない。

東海林さだおさんの本は、かる~く読めるのがいい。

読み返すのに億劫にならないくらいの軽さ。

「長い話はちょっと・・・」

とお悩みの中高年にぴったりである。

あるいは、

「漢字が多い本はちょっと・・・」

とお悩みの学生さんや、

「立派な主人公はちょっと・・・」

とお悩みの社会人のみなさんなど、

要するに、

「ムズカシイ本はちょっと・・・」

と思っているみなさんにうってつけである。

泣ける本というのはあまたあるが。

笑いすぎて泣ける本、というのは貴重である。

青春を過ぎて久しい人にも、青春まっただなかの人にも、ぜひともオススメの一冊である。

ちなみにわたしはアマゾンの古本で1円で購入した。

送料込みで351円である。

近年でいちばん得した買い物だと思ってるんだなあ。

それでは~


とりぶう


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ニヒル?

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みなさんこんにちは。

このあいだ、子どもたちと話していたら、

「ニヒル」

がわからんという。

ちなみに子どもたちは大学2年と高校3年である。

「ニヒルってだれかの名前?」

とか聞いてくるのだ。

藤田ニコルみたいに、藤田ニヒルみたいな人がいると思ってるらしいのだ。

「ニヒル」を知らないということがちょっとショックだった。

昭和の映画スターにはかならずニヒルな人がいて、ニヒらない(?)人と好対照であった。

赤レンジャーに対する、青レンジャーみたいに。

ちょっとワルっぽい雰囲気がよく似合う映画スターがいたのだ。

「ニヒルっていうたら、眉間にしわよせて、苦み走ったええ男、ていうか、ひと昔前の藤竜也みたいな・・・」

とわたしは説明した。

「藤竜也って?」

「藤竜也いうたら、ほらヒゲ生やしたおじさんで、ちょっとニヒルな・・・」

「ニヒル?」

「だから、なんていうか、苦み走って眉間にしわよせて、しゃがれた声で『あの件はお前に任せるよ』とか言いそうな・・・」

と、説明すればするほど、なんだかニヒルっていったいぜんたい、本来はどんな意味なのだ?と思ってしまった。




ニヒルって? 001






調べてみると、ニヒル=虚無的 なんだそうだ。

虚無。

よけいわからん。

で、虚無とは。

この世に存在する全てのものに価値や意味を認めない、ということらしい。

もうなにも信じられない。

うつむくしかない、という状態なのだ。

まあ、本来の意味はともかく。

むかしは、クールで渋い人をそういってたような気がする。

ニヒルという形容詞が若い世代に通用しなくなったのは、

「女の子か?」

と見まがうくらい、かわいらしい男性が増えたのと反比例しているのかもしれない。

ニヒルになるにはいろんな余裕が必要である。

自分の経済的な余裕はもちろん、心の余裕とか、文化的な余裕とか。

そう考えると。

みんなうつむいて将来は暗いな、と思ってる社会では、

みんながホントの意味でニヒルなので、ニヒルが必要とされていないのかもしれん。

そのうち。

キラキラネームで、それこそ藤田ニヒルみたいな名前の人に出会うかもしれず。

そのときには、

「藤竜也か!」

と突っ込んでみたいと思うんだなあ。

それでは~


とりぶう

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レジ係に自由を

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みなさんこんにちは。

きのう、スーパーに行き、レジで精算しているとき。

レジのおばちゃんがなにか言ってくる。

しょうゆのペットボトルを指して何やら言ってる。

なんかおかしなことでもあったのかと、

「はい?」

と聞くと、おばちゃんは、

「キッコーマン300円は安いよ!」

と自分の手柄のように言うのであった。




キッコーマン 001





「あ・・・そうなんデスか」

と苦笑いするしかなかった。

おばちゃん、自由度が高すぎるやろ、と思った。

宮古島ではたま~に、自由なレジ係に当たる。

しめサバを買ったとき、

「これ、しょうゆつけて食べるさ?」

とレジのおばちゃんに聞かれたので、わたしはつけない、と答えると、

「あが~、しょうゆなかったら生臭いんじゃないの?」

と驚かれたこともあった。

あと、レジバイトの女の子に、

「袋いる?」

とため口で聞かれたこともあった。

その他、わたしのエコバッグを見て、

「それ、わたしも持ってます!使いやすいですよね。かわいいし~」

と教えてくれたレジのお姉さんもいた。

このごろは、宮古島でも社員教育が徹底してるのか、レジ係の自由度は低くなってきてるので、残念に思っていたのだけど。

ひさしぶりに自由レジおばちゃんに遭遇。

ちょっとうれしかったんだなあ。

それでは~


とりぶう


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期待は裏切られるものです

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みなさんこんにちは。

ずっと晩酌はサントリーの『金麦』一辺倒だったのが。

このあいだ、キリンの『本麒麟』を飲んでみておどろいた。

いやこれ、うま!

しかちくとふたりで顔を見合わせた。

江口洋介さんの『本麒麟』のコマーシャルを見て、

「あれはCM用の大げさなものだろう」

と思ってたけど。

いやいやなかなかまじでうまい。

いい意味で期待をあざやかに裏切ってくれた。

ビールじゃないビール風の飲み物の進化はとどまることを知らないなあ、と思った、

金曜日。

モコ日記です。










ぼくはモコです。

三代目文鳥です。

朝起きると、とりあえずみんな「モコ」と声をかけてくれるので、

「あ、かごから出してもらえるのかな」

と思って期待するのだけど、出してはもらえません。

とりあえず、人間さんは朝起きたら「あいさつ」をするので、その延長のようです。

な~んだ、とがっかりするのだけど、期待というのは裏切られるものらしく、しかちくさんもいつも、

「期待は裏切られるもんやし、裏切ってもええもんや」

と言ってます。

自分以外の人からの期待というのは、思ったよりも人間さんを苦しめるもので、

「○○しなければならない」

とか、

「○○にならなければならない」

とか、自分自身をがんじがらめにして身動きとれなくなってしまうそうです。

でも、他人というものは気軽に期待してしまうので、それはべつに裏切ってもいいということです。

もちろん、一生懸命に努力してからの話だけど、期待に応えられたらラッキーくらいに考えといたらいいのではないか、ということでした。

自分で自分に期待して押しつぶされるひともいるみたいで、

「まだまだ自分は本気出してない」

と思ったりするようだけど、他人からしたら、

「本気出してない」のがその人の普段の姿で、むしろ、本気出してる姿を見たことがないので、そんなに押しつぶされる必要もないのじゃないかなと思います。

自分が思うほど、他人は自分を高く評価してないのです。

それよりも、たいしたことはできないけど、楽しく健やかに生きるというのが大事なんだ、とぼくはおもいます。

ぼくは自分に期待することはありません。

ぼくは楽しく健やかに生活してるので、それ以上のことは必要ないからです。

でも、なにかほかのものに期待することはあります。

ぼくは穴ぐらみたいな、ちょっとしたすき間が大好きです。

いつもなにかあるような気がしてついついのぞいてしまうのだけど、いいものがあったためしはありません。

でもやめられないんです。





期待はずれ 001






期待はずれだとわかってても、すき間があったら入ろうとしてしまうので、これは趣味なのかなあと思います。









新学期に入って、モコが子どもたちにかまわれる時間が少なくなったためか。

わたしのところに来る時間が長くなった。

だいぶ、うれしいんだなあ。


それでは~


とりぶう

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