2018年11月21日ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  スポンサーサイトふれあいパーティーは参加すべし! ~多良間島一周マラソン参戦記 (7) 


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ふれあいパーティーは参加すべし! ~多良間島一周マラソン参戦記 (7)

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みなさんこんにちは。

多良間島一周マラソン後のはなしです。

夕方はじまるふれあいパーティー会場は、小学校の体育館。

始まるまで少し時間があったので、小学校のグラウンドで子どもたちが野球やサッカーしてるのをつらつら眺めていた。

多良間島はコンパクトにできてる町なので、役場も小中学校も一か所にかたまっている。

そのためきっと、遊び場所は小学校のグラウンド、待ち合わせも小学校グラウンドのはず。

なんだったら、初めてのデートも小学校のグラウンドなのだ。(それはないやろ)

多良間には高校がないので、中学を卒業したらみんな島外に出る。

そのせいか、10代の若者のいちばん年長者である中学3年生が、ほかの地域よりもしっかりした大人に見えるのだった。

そんななか、女子数名がかたまって、なにやら不思議な動きをしている。

見ると、スマホでTikTok(ティックトック)らしき動画を見ながらダンスを研究中らしかった。

時代やなあ、と思う。

昭和の田舎と平成最後の田舎では、なにがちがうって、文化の浸透度である。

わたしが子供のころの昭和の田舎では、進んだ若者文化はすたれかけたくらいのときにゆっくりと田舎を席巻するのであったが。

イマドキは瞬時である。

都会にいても田舎にいても、若者に人気の動画などは一瞬でひろまる。

それほど情報に格差がないのだ。

それよりも世代間格差がはすごいのだ。

いまだにわたしにはTikTok(ティックトック)文化がよくわからんです。

なんで他人のダンス、それも素人のダンスををまねするのかよくわからん。

そしてそれを完コピしてドヤ顔で披露されたとき、どんな反応をしたらええのかもよくわからん。

それは笑えばええの?

感心したらええの?

あるいは、「いんじゃね?」みたいな渋谷の人みたいな口調でほめればいいの?(渋谷の人て)

誰に聞いたらええのかもよくわからんので、あんまりTikTokあたりには近づかないでおこうと思っている。

パーティーには余興もあるらしく、演者が入ってゆくのが見えた。

かなりふくよかなおばさんである。

見るからにTikTok側ではない感じ。

そこはかとなく感じられる、昭和歌謡ショーな感じ。

聞けばその人は去年も演じたらしく、その昭和な歌謡ショーは、島民のおじさんたちには好評であるらしかった。






昭和なショー 001






世の中にはいろんな需要があるのだ。

さて時間になり会場である体育館の中に入る。

ずらりといくつもテーブルが並べられている。

ランナーだけではなく、ボランティアや協賛の会社のおじさんたち、ありとあらゆる人々がいた。

わたしたちは知り合いのビーサン兄さん、しかちくが来るときに声をかけた風変り兄さん、そして、ふざけた格好だけどやたら速い兄さんと同じテーブルについた。

3人の兄さんたちはみんな年下だと思ったけど、ふざけた格好の兄さんは、まさかのわたしたちよりも年上だった。

これには他の2兄さんもオドロキ、

「ぜったい年下だと思ってた」

と言われていた。

それくらい若々しく見えるのである。

良く言えば、軽々しく見えるのである。(良く言ってる?)

走り続けてると若々しく見えるのかなあ、と思ったが。

見回すと、走り続けている人で、まあまあ老けて見える人もいたので、それはひとそれぞれなのだとわかった。

3兄さんたちはしきりにわたしたちに100キロマラソンを勧めに来る。

いや、あんたたち、今日のわたしたちの走り見たか?

100キロどころか、10キロでもヤバかったで。

わたしたちはそう主張するのであるが、

「いや、100キロは楽しいって!フルマラソンの6倍は楽しいって!」

ふざけた格好の長老兄さんは主張する。

6倍てどこからはじき出した数字なんやろ?と思いつつ、

「いや、まだフルマラソンも走られへんから」

と固辞し続けた。

わたしたちのような「ハーフしかよう走ランナー」がいきなり100キロて。

体重が100キロになるほうが、まだ可能性あるで、と思った。

風変り兄さんは、宮古島のレジェンドについて詳しくレクチャーしてくれた。

100キロマラソンのレジェンド、トライアスロンのレジェンド、多良間一周マラソンのレジェンド、などなど、

宮古島にはいたるところに隠れレジェンドがいることがわかった。

わたしたちはそれまでのマラソン大会ではアフターパーティーに参加したことがなく、この多良間島が初パーティーだったのだけど。

多良間島のパーティーは、ランナーだけでなく、地元の人々とも触れ合えるとても楽しいパーティーだった。

現にとなりのテーブルに座ってたおじさんたちはしきりに泡盛を飲め、と勧めに来るし、

しかちくのとなりのおじさんは、しかちくに、

「多良間島で牛を飼え。儲かるよ」

となにやら提案しだすし、

酔っぱらったひとりのおじさんは、やたら自分のギャグに自分で笑っては、

「オレ、吉本行けるか?」

と聞きに来る。

最後には、

「オレの吉本おもしろいやろ?」

というわけのわからない問いかけになっていた。

「俺のフレンチ」みたいに、おじさんのギャグは「オレの吉本」ということになっていた。

そのうえ、おじさんはわたしにむかって、

「あんた、あんたは子供を5人産みなさい、5人、必ずよ」

と言いにくる。

すでに更年期真っ最中のわたしに向かってその命令。

あと3人子供を産めと?

それだったらまだ100キロマラソンのほうがましである。

そして直後に、

「オレは4人産んだよ」

と言い、

「いや、産んだのはオレじゃないな、がっはっは」

とオレの吉本を炸裂させるのであった。

そしてまた別のおじさんがやってきて、みんなと握手して乾杯をする。

よくみたら、多良間村の村長さんである。

気さくで面白い人だった。

いろんなひととふれあえるまさに「ふれあいパーティー」なのだった。

つづく

それでは~


とりぶう


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