犬に好かれる人ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  犬に好かれる人 


犬に好かれる人

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

わたしは犬も猫もとてもかわいいと思うし、大好きです。
好きこそものの上手なれ。
犬は、犬好きのことがわかる。
そういう話を信じていたので、犬もわたしのことを好きだと思って疑いませんでした。

しかし、さいきんわかったことですが。
わたしはあまり彼らから好かれません。
がーん。

以前住んでいた家の、お向かいに飼われていた犬は、
うちの子どもたちにはなついていて、触ることができてたのに、
わたしは触れるどころか、ほえられたりしました。

なんで?と思いつつ、あの犬だけが特別で、ほかの犬はきっとなつくに違いない、と思っていました。

今度の家でも、お向かいさんは犬を飼っているもよう。
雑種と思われる中型犬で、昼間は放し飼いにしています。

このブログで何度か書いたことがあるのですが、
宮古島では犬の放し飼いはわりとあたりまえ。
むしろつながれてる犬は「かわいそうに・・・」とすら思われています。
こういうことを言うと、カルチャーショックを受けるかたがいますが。
逆にわたしは、内地(本土)ではさいきんは犬の外飼いは少なく、
けっこうな大型犬でも家の中で飼ってるのがあたりまえ、
ということにカルチャーショックをうけました。
まるで天正遣欧少年使節から帰ったら、江戸幕府はキリスト教を禁止してたと知った千々石ミゲルの気持ちです。
なんじゃそりゃ。

お向かい犬は何度かうちの庭に勝手に入り込んだりしていたので、
これはどうにか手なづけて、
アタマなでなでできる犬に仕立て上げなければ!
という野望を思っていたのですが。

まったくなつかず。

それどころか、今日。
日課のジョギング中に道で出会ったら、わたしたちの顔を見たとたん、
「やべ、やなやつに会っちまった」
みたいな表情をありありと浮かべ、そそくさと小走りに逃げてゆきました。


犬になつかれない 2013 11・20



なんだよなんだよ。
どいつもこいつも。

わたしはとても残念な気持ちになりました。

わたしのように、犬に好かれないタイプがいる反面、
犬にとても好かれる人もいます。

わたしの幼なじみのまるこ(仮名)がそれでした。
彼女はやたら犬が好き。
わたしの家の犬には、わたし以上に好かれていました。
野良犬でも飼い犬でも、まるこは上手に手なずけて、
「この犬、噛むから気ぃつけて」
という犬ですら、骨抜きにしていました。

それだけでも尊敬ものですが。
子どものころ、わが家で数ヶ月飼っていたイノシシのジロウにまで愛されたのには驚きました。
当時のわたしは、ジロウの、豚そっくりの鼻がなまなましく、ちょっと苦手だったのですが、
まるこは犬にするのと同じように、
「ジロウ、ジロウ、かわい~」
とジロウの鼻にためらいなく手を伸ばし、べろべろ舐められていました。
そしてジロウのがさがさしたでっかいおなかをなでてやっていました。
うわ~、ようやるわ~
わたしは遠巻きにそれを眺めていたのですが、今思えば、そういう行動のひとつひとつが好かれる要素だったんだろうなあ、と思います。

動物は人間の気持ちが、思ったよりもよくわかってるのかもしれない。
心底、かわいい!と思ってる人にはなつくけど、
腰が引けてる人には警戒してるのでしょう。

思えば、わたしはお向かいの犬を見るとき、
「もうちょっと顔がかわいかったらなあ・・・」
と思ってたしなあ。(失礼)

まるこは動物だけではなく、人間にもたいそう好かれていました。
わたしは幼稚園から高校までずっと一緒だったのですが、どこでも人気者になってゆくのを見てきました。
県外の短大に進学したのですが、だれも友だちがいない状況から、卒業するころには、みんなまるこの和歌山弁がうつってしまってたくらいだったそうです。
和歌山弁を隠そうとして必死に大阪弁を覚えたわたしとは、まるで違うと思いました。

まるこがどこに行っても人気者だったのは、だれにたしいてもおなじように「かわいいな~」と素直に言えるあの姿勢と、
自分をよく見せようといつわらない強さだったと思います。

いまでは年賀状のやりとりだけになってしまったけれども。
そこに印刷されたまるこそっくりのムスメさんたちを見て、
「この子たちも犬が好きなんかなあ」
とほほえましく思うのでした。

それでは~


とりぶう

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

コメントの投稿

非公開コメント

No title

一番のカルチャーショックは、家でイノシシを飼われてた事です!

hajimeさん。

ははは、たしかにそうかもしれないですね!
父が知人に頼まれてうりぼうのころから飼ってました。
めずらしいので小学生がたくさん見に来てましたよ!
     カテゴリ

     登場人物
登場人物 とりぶう 登場人物 しかちく
とりぶう=わたし しかちく=夫 
登場人物 うさQ 登場人物 カメ氏
姉=うさQ 弟=カメ氏 

     最近のコメント

     最新記事

全記事表示


     月別アーカイブ

     携帯でどうぞ
QR

     おかげさまです