いもたこなんきんショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  いもたこなんきん 


いもたこなんきん

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

いもたこなんきん

とえいば、女性が好むもの。

子どものころ、それを何度も聞かされ、げんにわたしの父も兄も芋や南京はそれほど好まなかったので、唯一、芋も南京も好んで食べていたおじいちゃんに対しては、そこはかとなく、
「じつはおじいちゃんは、女々しいのだな・・・」
という目線を投げかけていました。

それとともに、
「こんなおいしい芋を好かないなんて、オトコってもったいないなー」
とも思っていました。

父は、ヤキイモを食べることはなかったものの。
ヤキイモを作ることはとても好きなようでした。

この時期、田んぼには脱穀が終わったあとのモミガラの山が出来ます。
わたしの身長よりも高い小さなピラミッド。
それを燃やすのですが、燃やすついでにサツマイモをひょいと中に埋めておくのです。
当時はアルミホイルも貴重なので、はだかのままずぶっと埋めていました。
しばらくすると、お手軽にヤキイモの出来上がり。
たまにどこに行ったかわからなくて探しまわった挙句黒こげで食べようがなかったなんてこともありましたが、モミガラもサツマイモも自家製なので「まあえっか」というお気軽なものでした。

モミガラヤキイモは、火の調節ができないので、外側はコゲコゲ。
でも中はしっかり金色。
むしろ黒こげがあるので対比としてひときわ金色に見えていました。
ホクホクとしっとりが混ざり合い湯気をあげているのは、見た目にもたいそうおいしそう。
食べてみると、ほろりとくずれる肉(?)にはまろやかな甘みと芋の独特の風味がまざって、まるでスイーツ。
天然でこの甘みがでるサツマイモはすごい!
と心の底から思っていました。




ホクホクのきわみ 2013 12・5




田んぼの真ん中でそれを食べるのはまた最高で、
すっきり晴れた空にモミガラを焼いた煙がひょろひょろとのぼり、
あちっ、あちっ、と言いながらヤキイモを食べました。

コゲコゲが多いときは食べられる部分が少なく、
金色の肉(?)はまるで貴重品。
こげに近いほうのまずい部分から先に食べ、最後に真ん中を食べていました。

ふしぎと、モミガラのヤキイモはストーブで焼くヤキイモよりも甘くおいしく感じられ、
いまだにヤキイモというと、わたしはあのモミガラヤキイモを思い出します。

父はヤキイモをひとくちも食べなかったわりには、ヤキイモ作りは好きだったらしく、
モミガラで作るのだけでなく、
家のストーブでもせっせとヤキイモを作っていました。
今考えると、不思議。

そういえば。
しかちくも芋も南京もそれほど好みません。
もったいないな~
と思いますが、きっと彼はわたしの知らないおいしいものを知ってるはずなので、おあいこだ。

ときどきしかちくは思い出したように言います。
「芋のホクホクしたうまさを表現するときに、『栗みたい』ていうやろ?
なのに栗が甘かったら、『サツマイモみたいに甘い』っていう。
なんか意味わからん」
芋も栗もたいして好きではない彼は、その褒めことばにしっくりこないもよう。

だから栗とサツマイモで出来てる栗きんとんには箸を伸ばしません。
ふだんまったく同じものを食べているわたしとしかちく。
男女の差を感じず生きてるつもりだったけど、
この部分だけは、むかしながらに男と女なのだなあ。

それでは~


とりぶう


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