約35年ぶりの修正ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  約35年ぶりの修正 


約35年ぶりの修正

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

『もらってイラッとくる年賀状は?』というアンケートで、1位は、

「名前を間違って書かれている」

ものだということをラジオで聞きました。

ナルホド。

たしかにそれはイラッと来るかもしれん。

わたしたちのところに来る年賀状でも、しかちくの名前を毎年律儀に間違ってるのがあり、そのたびに来年は、

「正しい漢字はこれです」

という年賀状を出そうかなあと思ったりするのですが。

一年に一回の年賀状でダメだしするのもなんだし、

そんな近しい間柄の人でもないし、間違われたままでもまーえーか、と思っています。

しかし、親戚関係で間違われるとそれはうっすらと悲しいもの。

じつはわたしは、ずーっと叔母の名前を間違ったまま、年賀状を出していたのです。

自分がイラッとさせてたなんて。

おばちゃん、ごめんな。

その叔母は名前がカタカナ。

子どものころ兄に冗談で、

「おばちゃんの名前、ほんまは漢字でこう書くんやで」

と教えられて以来、ずっと信じていました。

宮古島に移住して、みかん農家の叔母から毎年みかんが送られるようになり、

そういう関係で、ここ5年ほど年賀状のやりとりが続いているのですが。

毎年。

叔母からもらう年賀状は、叔母の名前がカタカナで印刷されています。

最初、

「おばちゃん、めんどくさいから名前カタカナで印刷したんかな」

と思っていました。

そして半分、カタカナって冗談やろ?

くらいに思っていました。

しかし、毎年毎年飽きもせずカタカナ名前の年賀状が届くにいたって、ようやく。

「ああ、おばちゃんの名前、ほんまにカタカナやったんか・・・」

と気付くにいたりました。



冗談かと 2015 1・8



約35年ぶりに記憶を修正しました。

それにしても、兄はどうしてそんな間違ったことを教えたのか。

思い当たるのは、兄自身の名前。

兄は聞いた感じではふつうの名前。

仮に『ショウイチ』だとします。

しかし漢字がやたら難しいのです。

『資庸壱』 みたいな、どうやって読むのこれ?と必ず聞かれる名前。

自分で名前を書けるようになるのにもひと苦労。

カタカナで来るダイレクトメールでも、正しく読めているものはほぼ皆無。

そのためか兄はよく、

「あのな、兄ちゃんのほんまの名前は『翔一』って書くんや」

と秘密めいた口調でいい、その漢字でサインまで考えていたので、

「ほんまの名前というものがあるんやな」

と小さいわたしは考えたのです。

兄の名前に関するウソは早々に見破ることができたのですが、叔母の名前に関してはだれもそれを話題にしなかったこともあり、ずっと信じたままでした。

たしかによくよく考えてみると、年賀状にめんどくさいからカタカナで名前を書く大人って、ふつうはありえないよなあ。

きっとおばちゃんは毎年、

「漢字じゃないから!」

と言いたかったに違いない。

子どものころは、「しっかり者のとりぶう」とおばちゃんには言われたけど。

今年、ようやくカタカナで届いた自分の名前を見て、「うっかり者のとりぶう」だったんやなあ、と笑っているかもしれません。


それでは~


とりぶう

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