温泉ができたのであるショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  温泉ができたのである 


温泉ができたのである

テーマ : 日記 ジャンル : 日記

みなさんこんにちは。

あっというまに今日は金曜日。

金曜日は『吾輩はモコである』の日記。

モコの目線を借りて語ります。





吾輩はモコである。
文鳥である。

このところ、暖かいので水浴びをする日が増えた。
暖かいというのはありがたいものだ。
先代モコの死因が老衰とはいえ、寒さが原因であるということも否めないらしいので、吾輩としては暖かいというだけで長生きの切符を手に入れたような気になる。
しかし暖かいと体がむずむずする。
吾輩は美しい羽を持っておるのだが、それの付け根あたりがむずむずするのである。
だからよく掻く。
掻いてもおさまらないときには水浴びをする。
このところの陽気で、水浴びをする回数が増えた。
いつもは水飲みの小さな容器で水浴びするのだが、先日、とりぶうがへんてこなものを持ってきた。
「モコ、モコの水浴び風呂、作ったで」
となにやら得意げである。

見ると、いつもの水飲み容器よりもふたまわりくらい大きな容器に水を入れてある。
どうやらここで水浴びしろということらしい。
容器の横には『モコの湯』と書かれている。
おまけに温泉マークもついている。
とりぶうという人間はふだん、仕事はぎりぎりまでやらないで大騒ぎした挙句、雑な結果で終わっているのに、こういうところはやたらマメである。
一応、吾輩も居候の身。
モコの湯なんぞに入れるか、と声を荒げるのはお門違いだということくらいはわかっている。
放鳥のときに入ってやった。
モコの湯。






水やし 2015 3・27




吾輩は広々とした『モコの湯』で盛大に水浴びした。
羽を伸ばせる、というのはまさにこのことである。
ときどき人間は、
「羽を伸ばしてきます」
という。
それを聞くと、
羽を伸ばすのが気持ちよいことだと、人間は実感としてわかってるのか?
と不思議に思うのである。
鳥にとって、羽を伸ばしたままの状態というのは、それほど楽でもない。
むしろ、羽を閉じた状態のほうが楽である。
羽を伸ばしたままの鳥がいたとすれば、そいつはもう危ない状態といってよい。
だから、これからは、
「病院で羽を伸ばしてきました(危ない状態でした)」
「うちの主人、羽を伸ばしてたの(危なかったの)」
のように使うほうがよいのではないか、と吾輩は提案する。

気持ちのよい状態というのは、そう、春の暖かい日差しを浴びて気楽に昼寝をしていられることである。
そこのところを人間はよく汲み取ってほしい。
むやみやたらと吾輩のかごに手を入れて、吾輩を触ろうとするようなことは決して望んでいないのである。





モコはすこしずつ自分から腕に乗ってくるようになりました。
かごの中限定ですが。



それでは~


とりぶう

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