限界を知ったのであるショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  限界を知ったのである 


限界を知ったのである

テーマ : 日記 ジャンル : 日記


みなさんこんにちは。

金曜日は「吾輩はモコである」の日。

モコ目線で語ります。




吾輩はモコである。
文鳥である。

この間から、イソヒヨドリという鳥が庭にやってくる。

見ていると、芝生、とはいっても人工芝であるが、その上にねそべっている。

ねそべっているとしか言いようがない。

羽をばさっと広げ、逆毛だてたようすは、なにかただならぬ雰囲気があるので、吾輩はヤツに何が起こったのかじっと見ていたのであるが、何のことはない、ただくつろいでいるだけであった。

ひとしきりごろごろした後、ハッとわれに返ったように飛び去っていった。

鳥騒がせな鳥である。

かねてからイソヒヨドリが大空を飛ぶのを見て、うらやましい思いもあったが、ああいうふうにごろごろしてるのを見ると、みっともないと思う。

鳥は飛んでこそ、だ。

学生の本分は勉強だとかいうが、鳥の本分は飛ぶことである。

飛べない鳥など論外だと、吾輩は考えているのだ。

さて、学生であるこの家の子どもであるが、この間から風邪をひき学校を休んでいた。

とりぶうもしかちくも、

「体力があるいうても、まだまだ若いぶん、免疫力はないからなあ。
さいきん、忙しかったから抵抗力も弱ってたんやろ。
自分の限界を知ってよかったんちゃうか」

と言っている。

自分の限界を知る。

ふと吾輩は思った。

吾輩の限界とはなんであろう?

毎日、毎日、同じ部屋の中で放鳥されるだけで満足していてよいのか。

吾輩の胸にひとつ、限界に挑戦ということばが浮かんだ。

今日はひとつ、限界に挑戦してやろうではないか。

そう思い、今日はとりぶうにかごに入れられる前に暴れまわってやった。

吾輩の思いつく限りの逃げをした。

吾輩の目の前にはあおあおした人工芝の緑が広がる。

少々みっともないが、あれの上に寝転んでやろう。

この部屋を越えて、大空に羽ばたいてやろう。

鳥の本分は大空で飛ぶことである。

吾輩は思いっきり、緑のほうへ飛び込んだ。

そして、







限界を知る 2015 4・24




吾輩にも限界があった。

したたかに窓に体を打ち付けられ、ふらふらになったところをとりぶうにつかまった。

限界は痛みとともに知ることになると、吾輩は学んだのである。








モコはえさを食べるときに、盛大にばらまきながら食べます。

お行儀がすこし悪いんだなあ。




それでは~


とりぶう


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