花係とグミの木ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  花係とグミの木 


花係とグミの木

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

もはや戦後ではないうえに、

高度経済成長も終わりかけのときに生まれたわたしにとって。

いまの子どもたちとそれほどかわらない学校生活を送ってきたとおもっていましたが。

今日、ふと思い出しました。

なんと牧歌的だったのだろう、と思うこと。

それは花係の存在。

はなけい、じゃなくて、はながかりです。

小学校のとき、女子に人気の係りとして認識されていました。

花係とは、その名のとおり、お花の世話をする係り。

それも校庭の花壇の花の世話ではなく、教室に飾られてある花の水をかえたり、また生徒たちが家から持ってきた花を花瓶に生けたり、

そういう役割をする係りです。

家から花を持ってくることは、当時、当たり前の行為でした。

今考えるととても不思議ですが、田舎ではどの家も花を育てていたように思います。

もちろんみんながみんな、花を持ってきていたわけではなく。

花をまったく持ってこない子もいれば、よく花を持ってくる子もいました。

わたしは中でもいちばん花を持っていった生徒だったと思います。

理由は、家が近いことと、おじいちゃんがやたら花を育てていて、なにか花が咲くと必ず、

「とりぶうちゃんよ、この花、学校へ持っていったらええわ」

と新聞紙にくるまれた花束が、朝、玄関先にスタンバイされていたからです。

ともかく、教室にはいつも花が飾られていました。

水仙、紫陽花、スイートピー、菖蒲、マリーゴールド、菊、などなど。

その季節の花が教室をいろどっていたのです。

たしかこの時期あたり。

グミの木を持ってゆくことがありました。

グミというのは赤いさくらんぼのような実をつけるあれです。

たくさん赤い実がついたグミが新聞紙にくるまれているときには、テンションがあがりました。

ふだんは少々気恥ずかしい思いで持っていった花でしたが、グミは別。

だってグミは食べられるのです。






グミの木 2015 5・6




学校でも、グミの木が生けられると、みんな喜びました。

ひとしきりグミを鑑賞したら、食べてもよいからなのです。

ある程度生けられたグミは、先生の許可をもらって放課後、食べました。

グミは、砂糖いっぱいのお菓子の甘さにはまるでかなわないけれども、

学校でこっそり食べるという行為のためか、ほのかにうす甘く、そしてすっぱいグミが予想外においしく感じました。

それだけで、なにか幸せ気分にひたれたあのころ。

なんて牧歌的だったんだろうなあ。

ちなみに。

グミはグミキャンディのグミと意味は同じだろうと思っていたのですが。

ちがうって。

グミの木のグミは日本語発なのにたいして、

グミキャンディのグミはドイツ語で、むしろガムみたいな意味なんだって。

へ~。

と思った午後でした。

むかいのマンションの駐車場で、小学生が楽しそうにボール遊びをしている。

そういえば、休みの日にはかなりの確率でボール遊びしてる。

いまでもまだまだ牧歌的は探せばあるのかもしれんなあ。

それでは~



とりぶう


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