わかってる犬ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  わかってる犬 


わかってる犬

テーマ : 日記 ジャンル : 日記


みなさんこんにちは。

ウォーキングに行った帰りのこと。

さいきん、伊良部大橋に行くため、にわかに車の往来が増えたうちの近くの道路。

交差点でも信号はなく、いるのは宮古まもる君だけ。

宮古まもる君というのは、宮古名物、警官の格好をした人形です。

炎天下で立ってるわりにはおそろしく色白。

事故の起こりそうなところに立っていて、すでに宮古島じゅうに10体以上いるもよう。

さいしょ見たときには、

「こんな子供だましの人形で交通事故が減るんかいな?」

と思っていましたが。

うちの近所に設置されて以来、遠目で見るとけっこう目立つので、

「なかなかよい仕事をしとるわい」

と思っていました。

しかしながら、車がひっきりなしに通るときには、信号がないと不便なことがあります。

今日も、車の列が途切れるのを待っていたとき。

明日から沖縄ではお盆にはいるので、帰省してる人が多いためか、いつもよりも車は多め。

なかなか途切れないのにイラつき始めたころ、一台のパトカーが列の中にありました。

パトカーは横断歩道で待っているわたしたちに、拡声器(?)で、

「渡りますか?」

と聞いて停止してくれたので、わたしたちはようやく渡ることができたのですが。

それでようやく渡れたのはわたしたちだけではなく、

すぐ左のほうで、犬もとことこと渡っていました。






ちゃんと渡れてる。 2015 8・25




その犬はこのあいだも見た犬で、

そのときも、きちんと車が来てないか確認してから渡っていました。

そうして、わたしたちとすれ違うときには、かなり遠くを歩きます。

「かしこいなあ」

となんだかおかしくなりました。

以前と違って、宮古島でも犬の放し飼いをやめるようにと口をすっぱくして言ってます。

でも放し飼いの犬って世の中にもまれてけっこうかしこくなるのも事実。

そして卑屈さが絶妙にいい顔をします。

「わたしら、世の中の怖さをよう知ってますねん」

というように、人間を正面から見据えない謙虚さ。

そういう顔を見せられると、人間側としても、

「うむ。そのつもりで生きてるなら、こちらもいうことはない」

と一定の距離を保ちながら、すれ違うことになります。

そういう犬ばかりだったら、放し飼いにそれほど目くじらをたてなくてもいいのではないかと思いますが。

そうもいかない風潮の昨今。

あの犬には、車に気をつけて、すこやかな毎日を送ってほしいと願うばかりです。

それでは~


とりぶう

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