ボディビルダー由紀夫ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  ボディビルダー由紀夫 


ボディビルダー由紀夫

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

いまどきの夏休みの自由研究では、参考にした本とともに、参考にしたホームページを書いたりするようですが。

昭和生まれ世代には、何かを調べるといえば百科事典でした。

わたしの家にも、一冊ずつ箱に入った百科事典がありました。

全20巻くらいあったでしょうか。

万年ほこりをかぶっていて、だれも読んだ形跡のない百科事典たち。

世の中には読まれない本があると、百科事典は教えてくれていました。

しかし。

置物の一種と化してたあの百科事典が、とても役に立った一年がありました。

あれは高校一年のとき。

地学のレポートで、新聞で地学に関係のある記事を切り取って、それについて調べるというものがありました。

出せば評価するというくらいの課題だったので、生徒の中では出しても出さなくてもいい課題としてとらえられ、

むしろ、あれを出してる人はいるの?くらいの課題でした。

そんな課題だったので、出すのはいつも決まった数人。

理科好きな人か、まじめな人か、ヒマ人。

じつは、わたしは出す数人のひとりでした。

もちろん、ヒマ人枠で。

ほかの課題はひたすらいいかげんだったのに、地学の課題はものすごくせっせと出しました。

地学が好きだったということはまったくなかったので、どうしてあんなにせっせと出してたのだろう?とわれながら不思議です。

しいていえば、考えなくてもいい課題だったからだと思います。

そこのポイントはわたしにとって、とても重要。

考えなくてもいい。

ただ書き写すだけで評価アップ。

わたしは毎日、新聞を眺めては、

「〇〇で震度4」とか、「サーファーに落雷 ネックレスが原因?」とか、「中国で〇〇の化石見つかる」とか、

そういうのを切り取ってはノートに貼りました。

そして百科事典で「地震」や、「雷」、「化石」などの項目を調べ、ひたすら書き写す。

何も考えなくても、勉強した感がある。

いつの間にか、わたしはクラスでトップレベルの課題提出率を誇っていました。

しかし、何度も言うように。

わたしが地学を得意だったかというと、まったくそんなことはなく。

げんに、地学で欠点とったし。

たぶん29点くらいだったし。

あのときはけっこう「やってもうた~」とへこんだりしたのですが。

課題提出のおかげで通知表では赤がつくことなく、むしろ、

「え!こんなに点数もらっていいんですか!」

と恐縮するくらい、地学の評価がよかったので、

ああ、勉強した甲斐があったな、と思ったのでした。(29点やろ)

さて。

百科事典は読むと楽しいもの。

調べながらつらつらと他のページを眺めていると、面白い発見があったりします。

あるとき、「ボディビル」の項目で紹介されていた写真におどろきました。

写真にうつってたのはなんと、三島由紀夫。

裸の三島由紀夫が、筋肉をぴかぴかつやつやと光らせて、腕を前に組むボディビル独特のポーズをとってる写真でした。







意外なところで三島由紀夫 2015 9・2


三島由紀夫という名前は知ってたものの。

ボディビルやってるとは知らなんだ。

三島といえば割腹自殺、

その話しか聞いたことがなかったので、いろんな引き出しのある人なんだなあ、と思いました。

その後、三島由紀夫の小説を何冊か読んだのですが。

ボディビルのムキムキの体でこの小説書いてるんか~、

と、いらんことが気になってしょうがなかったです。

割腹自殺のムキムキがこんな美しい文章を書くんだなあ、と思うにつけ。

見た目と文章というのは、相反することがあるのだとわかりました。

むしろ、三島由紀夫は本当の自分がひょろひょろしてるからこそ、ボディビルを選択したのかもしれません。

文章にはその人の中身が如実に出てしまうのだと思いました。

ウィキペディアがないころ。

回り道をしながら得た情報は、なかなか忘れないものだなあ。

それでは~


とりぶう

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

コメントの投稿

非公開コメント

     カテゴリ

     登場人物
登場人物 とりぶう 登場人物 しかちく
とりぶう=わたし しかちく=夫 
登場人物 うさQ 登場人物 カメ氏
姉=うさQ 弟=カメ氏 

     最近のコメント

     最新記事

全記事表示


     月別アーカイブ

     携帯でどうぞ
QR

     おかげさまです