頭洗うな令ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  頭洗うな令 


頭洗うな令

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

父親ゆずりの見栄っ張りで、子どものころから損ばかりしていた、

ような部分がわたしにはあります。

中学の修学旅行のときもそうでした。

旅行中、あれはダメ、これはダメの禁止事項満載の中、

洗髪禁止令がありました。

お風呂に入るとき、頭は洗うな、という命令です。




頭洗うな、て 2015 10・7



たぶん時間の問題とか水を使いすぎるとか、そういう理由。

しかし代謝が激しい中学生。

一日中歩いたり走ったりした後、

頭を洗ったらあかん、といわれるのは殺生きわまりない、

と今ではわたしも思います。

げんに先生が、洗髪禁止令を告げたとき、女子はいっせいにブーイング。

「ありえへん!」

「クサなる!」

と口々に悲鳴をあげました。

しかしわたしは先生の禁止令を聞いたとき、べつだん、いやだとも思いませんでした。

というのも、過去のブログでも書いていたのですが、わたしは子どものころ、頭を洗うことが非常にいやでした。

幼稚園のころはいや過ぎて洗わなすぎて、しまいには父に「頭洗えへんかったらフクロウになる」と脅されてようやく洗ったくらい、

頭を洗うのがいやだったのです。

しかしながら中学生にもなるとわたしもお年頃。

父に脅されなくても頭は洗うようになったのですが、毎日洗うということはありませんでした。

せいぜい2日に1回。

だから修学旅行1日目に頭を洗うな、と言われてもそれほど不都合はなかったのです。

しかしそこは見栄っ張り。

ブーイングでも真っ先に、

「うっそー!信じられへんー!頭洗わせろー!」

と叫んでいました。

あほやったな、あたし。

さて、旅行本番。

先生は「頭は洗わないように」と念を押します。

「頭を洗え」と脅されて育ったわたしにとっては、うれしい忠告。

頭洗うなんてメンドクサイこと、しなくていいならそれにこしたことはない、と思っていたのですが。

女子たちの間では、

「汗かいて気持ち悪いのに、頭洗われへんって信じられへんよな?」

という空気が充満。

それでなくてもニオイが気になるお年頃。

「ちょっとくらいだったら洗ってもわかれへんのちゃう?」

となって、数名の女子は頭を洗ったのでした。

もちろんわたしもそのひとり。

「頭?もちろん毎日洗わないと気持ちわるいやん?」

みたいな顔をして、頭を洗ったのでした。

しかし。

大浴場の外で見張ってた先生が、ひとりずつ髪の毛をチェック。

髪が濡れてる子はロビーで正座させられることになりました。

他の宿泊客の冷ややかな目にさらされながら、ひたすら、

「どうもすみませんでした!」

とあやまらされた修学旅行。

1時間ほど正座させられ足がしびれたのを覚えています。

へんなとこで見栄を張ることに全力投球していたあのころ。

そのおかげで、しかられた思い出が真っ先に思い出される修学旅行になったのでした。

今思うと、頭を洗うなという命令もどうかと思いますが。

昭和の終わりのころはまだ、毎日頭を洗わなくてもよい風潮があったと思います。

昭和はのんびりしてたし、くさくても平気な時代だったな。

ちなみに今は頭毎日洗ってます。

それでも、とんでもないところを旅行中で、頭が洗えないという状況があったとしたら、平気な気がする。

むかしとった杵柄、というのはふさわしくないけれども、

2週間はいける気がする。

というように。

へんな見栄を張ることは、今でも変わりないんだなあ。


それでは~


とりぶう

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