魅惑のネオパーク ~B面の旅 沖縄・夏 (10)ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  魅惑のネオパーク ~B面の旅 沖縄・夏 (10) 


魅惑のネオパーク ~B面の旅 沖縄・夏 (10)

テーマ : 日記 ジャンル : 日記


みなさんこんにちは。

あいつもこいつも鳥だった~、
み~んなみ~んな鳥だった~、
いきなり学園天国のメロデイで始めてしまったけど。(わかるか)

鳥天国に行ってきた。
え?
焼き鳥が安いところだって?
それは『鳥貴族』。
わたしが行ってきたのは、なんでも280円が売りの鳥貴族ではなく。
入場料660円、沖縄名護市にある『ネオパーク』。
ちなみになにか新たな施設に入るたびに(ふれあいコーナーとか)、別途料金がかかる。
わりとちょこちょこ別途料金がかかるので、
別途料金天国でもある。(なんじゃそれ)

ネオパークは名護パイナップルパークの近くにある。
ネオと、いいながらじゃっかんくたびれた感のある動物園。

とくに期待してなかったけど、ここは知る人ぞ知る、知らない人はまるで知らない(あたりまえ)鳥天国。
めっちゃ広い鳥ゲージに、ジャングルの鳥がわんさかといる。
わんさかといすぎる。

ふだん、鳥のエサ200円、とかいうものを買うことのないわたしたちなのだけど。
今回はなにか予感がしたのか、しかちくはエサを買った。
「エサ買うん?」
としかちくを若干なじったわりには、わたしが率先してエサをやってた。
嫁というのはそんなもんである。

入場してすぐに、広大なケージが広がり、広い水場と熱帯のような木々。
そこに、フラミンゴ、アフリカクロトキ、カンムリヅルなどなど、
鳥がわんさかいる。
わんさかなのに、そのときそこにいた人間は、
しかちくとわたしと、掃除中の飼育員さんだけだった。

とくにアフリカクロトキは山ほどいた。
さっそく小指のツメほどのまるいエサを投げてやると、
クロトキたちはとことこやってきてついばんだ。
クロトキは顔とクチバシが黒くて、体が白い。
顔が黒いやつらというのは、カラスに代表されるように少し不気味に感じる。
そして頭がよさそうに見える。
が。
クロトキはちょっと付き合ってみると、頭がそんなによくないことがわかった。
そして不気味でもないことがわかった。
うれしそうにエサを食べているのを見ると、
「かわいい」
とさえ思った。

飼育員さんが、
「手から食べますよ」
と言う。
わたしはためらった。
かわいいと思ったけどクロトキのクチバシは長くて、つつかれたら痛そうである。

飼育員さんにはつつかないけど、素人はなめられてつつかれたりせえへん?
わたしがためらっているうちに、ためらいの向こう側の住人しかちくが、手にエサをのせてクロトキに差し出す。

一羽のクロトキがよちよちと歩いてきて、そっとエサをつまんだ。
あ、そうなん。
そんなかんじなん。
わたしはにわかに安心してエサを手にのせてやってみた。

別のクロトキがよちよちとやってきて、わたしの手にのったエサをゆっくりとつまんだ。
あ、痛くない。
なんだったらうちの文鳥のモコのほうが、だいぶ痛い。
うれしくなって何度もやっていると。
大物がやってきた。
身長1メートルくらいあるカンムリヅルである。



鳥天国 001



カンムリヅルは目をきょとんとさせたまま、
のし、のし、のし、
という感じで歩いてきた。
エサをのせた手をさしだすと、
ぽい、とついばむ。

ああ、かわいい!

あいつもこいつも鳥だった~、
み~んなかわいい鳥だった~
思わず歌いたくなった。(勝手に歌え)

どれもこれもモコよりもわたしにやさしい。
それが悲しいよ。
モコはわたしに厳しいのにきみたちはわたしに優しいんだね。

カンムリヅルはエサを少し食べたあと、ひとつ、ぽいとついばんだまま持って行き、それを別のカンムリヅルにやっている。
小さめのやつ。
「子供なんかな?」
と首をかしげていると、飼育員さんが、
「あれはメスです」
と言う。

オスカンムリがメスカンムリの気をひくためにやってるのだという。
オスカンムリは何度もそれを繰り返す。
わ~、やさし~、ええ場面みせてもらった~。
わたしはうれしくなって、エサをたくさんのせてオスカンムリに差し出すと。
オスカンムリはぽいぽいぽいと、何個か自分で食べて、残った最後をメスカンムリに持って行く。
自分の分はきっちり確保するのであった。

次のケージに行くと、とても珍しいホウカンチョウという鳥がいた。
古代の鳥みたいな見た目。
飛べるのか飛べないのか微妙な感じで、飛べたとしてもへたくそだろうと思われるような重い体つきに見えた。
さっそく手からエサをやろうとしたけど、見向きもしない。
珍しいのでエサを与えられなれてるためか、さきほどのクロトキたちなら喜んで食いつくエサを無視。
かわいげないのだった。

おもえば。
その後の鳥たちもあまり食いつきがよくなく。
最初のゲージでのエサやり体験がいちばん楽しいネオパークなのだった。

つづく。

それでは~


とりぶう

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