犬をしつけられない側の人間ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  犬をしつけられない側の人間 


犬をしつけられない側の人間

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

子どもと犬のしつけはドイツ人にさせろ、

ということわざがあるように。

ドイツの犬は、ドイツもこいつもお行儀いいらしい。

ドイツもこいつも。(くだらんことを押すな)

ドイツでは「お手」「おすわり」どころか、「お手伝い」だってするという。

率先して皿洗いだってするという。

えらいねえ。

あ、それは子どものほうだった。

わたしの実家では、わりと何度も犬を飼っていた。

もらったり拾ったりした雑種がほとんどだったが、いずれも共通点があった。

それはみんなちょっとアホだった、ということ。

「お手」「おすわり」などとうていできなかった。

エサをやると、やったそばからがつがつ食い、知らない人を見れば吠えまくり、散歩に連れてゆくと、首が取れるんじゃないかというくらい、リードをぐいぐい引っ張っていうことをきかず、とりあえずがさつな犬たちであった。

なぜそんなことになるのかというと。

理由は簡単、だれも犬をしつけなかったからである。

犬をしつける、という概念がひょっとしたらわたしの実家にはなかったのかもしれん。

そのため、友だちの家に遊びに行って、そこの犬が「お手」「おすわり」「おかわり」が完璧にできてるのをみたときには衝撃だった。

「お手」と言われたら、なにやらあさっての方向を見ながらも、ひょいと手を飼い主に乗せる。

うらやましぇ~~~、と思った。



あこがれのお手 001




わたしもやらせてもらったのだけど、

手がちょこんと乗ったときに感じる肉球のひんやりした感じとか、犬の足一本分の重みとか、とにかくいままで感じたことのない良さがあり、

うらやましぇ~~~

と何度も思った。

そして何度か、実家の犬でもしつけをしようと試みた。

お手をするまでエサを与えない、

待て、を解くまでエサを与えない、

それだけのシンプルなしつけではあるが。

わたしにはとうてい無理だった。

犬が首をかしげて困り顔をすると、とたんに、

「ああ、かわいそうなことをしてしまった」

とエサを与えてしまうのである。

要するに、わたしががまんできないのである。

犬に甘いということは、自分にも甘いということなのだ。

そして、わたしの実家ではみんながみんなそういうふうだったので、犬は奔放に生きていた。

「しつけをしないと、犬がかわいそうなんだよ」

という説はもっともである。

だからドイツ人はすごいな、と思う。

でもあの困り顔を見てしまったら、鬼の心を保てなくない?

エサを与えてふんがふんがうれしそうに食う姿を見たくない?

そんな言い訳を自分にするから、犬がしつけられない。

ペットはかわいがるだけでええんちゃうの?としまいに開き直る。

ドイツではわたしのような人間は白い目で見られるのだろうと思うと。

ドイツ人でなくてよかったと思うんだなあ。

それでは~


とりぶう

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