大ロシアショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  大ロシア 


大ロシア

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

今週は、米朝首脳会談にサッカーワールドカップロシア大会に、

どでかい海外行事が続く。

『大きな出来事』と『ロシア』ということばで触発されて思い出したのが、『大ロシア』である。

ヤマザキの大ロシアパン。

子どものころのおなじみのパンだったのだが、しかちくに聞いてみても、

「ロシアパン~?知らんな~」

ということである。

まあ、彼の幼少期の記憶はいつもざっくりしてるので、とくにアテにはしていなかったのだけど。

わたしはこのパンが大好きだった。

でっかいコッペパンに白い砂糖シロップのようなのがかかったもの。

一人で食べるものではなく、切って家族でわけて食べた。

切り分けると、当然白い部分に不公平が出る。

だれしも、白い部分の多いやつがほしい。

だからきょうだいでじゃんけんしていた。

白が多いのを選べた日はラッキー。

まわりのパン部分からせめてゆき、最後に白が乗った部分をみちみちと食べるのが定番だった。

今から思うと、なんてことないパンなのに。

ざっくりした記憶で、おいしいものも忘れてしまってるしかちくに比べて、

こんなちょっとしたものにも、たくさんの思い出があってしまう自分が悲しい。




大ロシア 001





しかし、ふと思った。

あのパンが売られていた昭和のあのころは、ロシアはなくてソ連だった。

当時、わたしのイメージでは、ソ連は怖い国だったけど、

ロシアというのはおとぎの国だった。

だって

~♪おとぎ~の く~に~の ロ~シア~の~

と歌われてたし。

パルナスのコマーシャルで歌われてたし。

パルナス、知らん?

新種の茄子ちゃうで?

モスクワの味やで?(て言われても)

あれはいまでいう、ブッセだったように思う。

大ロシアパンにパルナスのブッセというとびきりおいしい食べ物が、怖いソ連とつながっているとは思えず。

ロシアというのはロココとかチロルとか、そういうときめく語感を持った地域であって、

ふわふわのドレスを普段着に着たおばさんが住んでいるというイメージであった。

だっておとぎの国やもん。

しかし、その後。

ソ連はなくなりロシアになった。

おとぎの国のイメージがガタ落ちだった。

うまれたときからあったソ連が、なくなるなんてことがあるんだ!というのもオドロキだったし、

ソ連に住んでたひとたちは、怖い人でもないというのもオドロキだった。

ロシアパンはその後、ヤマザキから復刻されて。

人気を博したとか、

そうでもなかったとか、

案外いけたとか、

いや、割と売れなかったとか。

よく知りません。(なんじゃそれ)

今食べてみると、この飽食の時代、シンプルに過ぎると思う。

それでもふと食べてみたくなる。

それは、元東ドイツの人たちが、当時をなつかしんで東ドイツカフェ(?)的なところで集まるというのと似ていて、

戻りたいのではなく。

もう戻りようがないくらい時代が進んだからゆえ、気軽になつかしく思えるのだと思う。

ずっとあの生活はいやだけど、あのころはあのころで密閉してしまってはかわいそうなくらい芳醇なこともあったのだ。

わたしにしてみたら、大ロシアを取り合いしていたころは、

「ああ、好きなものを好きなだけ、おなかいっぱい食べたい」

と思っていたころで。

もうそういう気分は長いこと味わっていない。

だから大ロシアを、しかちくと取り合いしながら食べてみたいと思うんだなあ。

それでは~


とりぶう

少しでも面白かったら、下をクリックで応援よろしくお願いします。とりぶうの絵が踊るよ!
FC2Ranking にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ blogranking 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 クツログ
ショートショートとりぶうの読むコントの応援をお願いします。
あしたも、お待ちしております。! ブログパーツ 健康食品

コメントの投稿

非公開コメント

     カテゴリ

     登場人物
登場人物 とりぶう 登場人物 しかちく
とりぶう=わたし しかちく=夫 
登場人物 うさQ 登場人物 カメ氏
姉=うさQ 弟=カメ氏 

     最近のコメント

     最新記事

全記事表示


     月別アーカイブ

     携帯でどうぞ
QR

     おかげさまです