洞窟探検隊! ~沸く沸く、沸いてる!八重山 (9)ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  洞窟探検隊! ~沸く沸く、沸いてる!八重山 (9) 


洞窟探検隊! ~沸く沸く、沸いてる!八重山 (9)

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

40代も半ばを過ぎ、日々の忙しさにまみれていると。
楽しいことをしてはいけないような気がしていた。
いや、楽しいことって、どんなことだっけ?
と思うくらい、心の底から楽しむことなどなかった。

楽しみといっても、おもしろい映画を見たり、おいしいものを食べたりするだけで、
ちんまりした楽しみで満足しなければならないように思っていた。

んが。

キャニオニングは腹の底から楽しめた。
爽快感とちょっとしたスリル。
自分の能力をフルに使って、それに勇気を付け加えねばならない。

それはまるで子供のころにわくわくしながら裏山を探検したような感覚。
兄や姉とともに、探検隊よろしく、裏山を駆け回ったあの夏休み。

と、
書きたいところだが。

わたしとて、すでに高度経済成長を経験していない大量消費社会の出身。
暑い夏休みに裏山に入るなんてこと、もし誘われても、
「えー、めんどくさいー」
と嫌がり。
日がな一日、テレビばーっかり見ていたような気がする。

そう考えると。
このキャニオニング体験は、子どものころにやり忘れた遊びをしているともいえた。

キャニオニングが終了し駐車場に戻ったら、今度は洞窟探検であるという。
ウエットスーツのかわりに与えられたのは、ツナギとヘッドライト。
わたしは初めてツナギというものを着たのだけど。
あれを着ると、とたんに、
「いざ、探検!」
という気分になるもので。
それまでとくに仲間として意識していなかったゆるコバも、(してなかったんかい)
同じツナギを着ることによって、
「なにかあったときには助けてやるからな!」
と声のひとつでもかけてやりたくなるのだった。(大きなお世話)



探検隊気分 001





隊長は洞窟に関してはかなりプロらしく、
日本一の洞窟探検家とともにいろんなところに行ったりするらしい。
そういう話を聞いてるだけで、もう自分が探検した気になり、
「そうそう、あのときはしんどかったよね~、水もなくってさー」
とか、行ってもないのに相づちをうちたくなるのだった。(おかしいよ)

洞窟まではまた車で数分走る。
行くと、もう一台同じような車がやってきていた。
それは別のツアー会社の車らしく、若いガイドのお兄さんがお客さんにいろいろ説明している最中だった。
ガイドのお兄さんは隊長にかなり気を遣っているもよう。
勢いあまってしかちくにもお辞儀してたし。
なんでも隊長は、西表島の洞窟ツアーを最初にはじめたレジェンドらしく、
後続のツアー会社にとってみたら、会ったら敬意を表さねばならない人物らしかった。

わたしは自分が敬意を表されてるわけでもないのに。
自然とあごが上がってくるのを避けられなかった。
「洞窟をナメちゃいけないよ」
と、警告のひとつでもしておいてあげようかと思った。(いらんわ)

さて。
隊長を先頭にふたたび森の中に入る。
目印などなにもない道なき道を、迷いなく隊長は進む。
ところどころ大きなくぼみや穴があり、
「そこは下が洞窟になってるんです」
とのこと。
落ちたらひとたまりもない。
だから洞窟をナメちゃいけないんだよ、
わたしは勝手に隊長側の人間として、自分に警告した。

道なき道と思えたけど、よく見ると人が踏みしめた跡がある。
ここを外れたらひとたまりもないんだな。
当然、ガードレールや立ち入り禁止のロープがあるわけでもなく。
危険は普通の顔をしてすぐそこにあった。
「昔は森に入って帰ってこない人がたくさんいたらしいです。
たぶんこういう穴に落ちたはずです」
隊長の話を聞いてると、昔ここに入って出てこられなかった人がいまでもさまよっているようで、背筋が寒くなった。

ふと、衛星写真などなかった江戸時代の探検はさぞ大変だったのだろうな、と考えた。
なにが出てくるか、どこに穴があるかわからんのである。
そんなことを考えていると。

そうやな。
この一行を江戸時代の探検とすると、隊長はとりあえず間宮林蔵。
しかちくは、林蔵に資金援助してるナントカ問屋の若旦那。
ゆるコバはそこの番頭。
わたしは、ナントカ問屋の若旦那の奥方。
てとこか。
いや、江戸時代の奥方が探検するか?
としたら、おてんばな妾、ということにしよう。
いや、あかん。
空想上でもしかちくにほかに女がいるのは許せん。
しかちくは独身の若旦那で、わたしは神秘的な踊り子、ということにしよう。(なんで踊り子が探検すんねん?)

かくして。
間宮林蔵隊長以下、ナントカ問屋の若旦那、そこの番頭、神秘的な踊り子の一行は洞窟を目指すのであった。(あほな想像)

つづく


とりぶう

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子供の頃にやり忘れた?

子供の頃、親に勉強しなさいと言われなかったのを良いことに遊びまくりました。
にもかかわらず、遊び足りない。
最近はガンプラ(ガンダムのプラモデル)を作って
「今の技術は凄い!(@_@)」と感動しながら楽しんでいます。

ただ、老眼で説明書と部品が見づらいですが・・・(爆)

のぶちんさん。

ははは!老眼で説明書が見えないというのはすごくわかります!
もどかしさが半端ないですよね。
わたしはものぐさな人間なので、説明書が必要なものは極力避けて通ってます。
子どものころは暑いときに外に出るのが嫌で、ひたすらインドア派でしたね~。
ものぐさのインドア派なのに色が黒いという矛盾をかかえていました。
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