だからよねーショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  だからよねー 


だからよねー

テーマ : 日記 ジャンル : 日記



みなさんこんにちは。

宮古島に住んで12年目になるけれども。

宮古弁を駆使するのはなかなか大変で、いつまでも関西弁が抜けない。

一方、小学校低学年のときに宮古島にやってきた子供たちは、ちゃんと宮古弁と関西弁が使える。

宮古弁といっても、外国語!?と思うほどのがちがちの方言ではなく、宮古イントネーションというべきものであるのだけど、

がちがちの宮古方言を使いこなせる若い子というのはほぼいないので、

宮古で生活するにあたって、疎外感を感じたり排他的な扱いをうけなくてすむというレベルである。

そんなわたしでも、ひとつ、わりとよく使うフレーズがある。

それは、

「だからよねー」

というフレーズ。

おじいなら、「だっからよー」とか「だっからさー」とかいうふうに使う。

この「だからよー」はいろんな場面で使われる。

「また台風来るねー」「だからよー」

「またトイレのドア開けっ放し!」「だからよ~」

「トランプ大統領のツイッター見た?」「だっからさー」

のように。

あるときは、「ほんとにいやだよね」になるし、

あるときは、「ああ、わかってるんだけどまたやっちゃった」だし、

またあるときは、「そうそう、あれはダメだよね」になる。

今日。

わたしもそれを使う機会があった。

山椒の粉を、ビンに移しかえていたときのこと。

このごろの詰め替え用の粉袋というのはよくできていて、ビンに差し込むようの口があったりするのだけど、

それはなかった。

しかしわたしは常にギリギリチャレンジャーである。

なんの根拠もなく、「できる」と判断。

小さな山椒粉のビンに袋をくっつけて、ばさばさと移し替えようとした。

すると。

粉は思ったよりもやんちゃなのか、わたしの思惑をよそにまわりにばらばらとこぼれる。

「あ~」

と思っていると、やってきたカメ氏が、

「ちょっと、お母さん、めっちゃこぼれてるやんか!」

と言うので、

「だからよねー」

と答えた。






だからよねー 001




カメ氏はあきれたように、

『「だからよねー』て!こぼれてるって!」

と言うのだけど、

「わかってるけど、どうしようもないねん」

「いや、どうしようもないことないやろ」

「こればっかりは、どうしようもない」

「なんでなん!?」

「だからよねー」

「こぼさんとできへんの?」

「できへん」

「いやできるんちゃう?」

「こればっかりはできへん」

「なんでなん!?」

「だからよねー」

とあほな会話を繰り返すこととなった。

このように。

「だからよねー」は便利なフレーズである。

大阪弁の「せやからなー」でもないし、標準語の「だからね」でもない。

それらには、その後に続くひとことがありそうな雰囲気なのに対し。

宮古弁の「だからよねー」「だからさー」は、それでおしまいな雰囲気がある。

弁解とか反省とか今後の展望なんかがひっくるめて含まれる便利なフレーズなのである。

最初は、これを使ってる人のことを、「テキトーなひとだな」と思ったりしたけど。

テキトー、上等である。

世の中のぎすぎすを緩和する絶妙なフレーズだと、いまでは思うんだなあ。

それでは~


とりぶう

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