くしゃみ、それは女が自分を解放するときショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  くしゃみ、それは女が自分を解放するとき 


くしゃみ、それは女が自分を解放するとき

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

わたしはくしゃみをよくする。

太陽を見ると鼻がむずむずし、

ハックショーン、ハックショーン、ハックショーッッッン、

と駆けつけ3杯ならぬ、見上げて3回くしゃみがでる。

3回ならまだいいほうで、ひどいときは10回連続出たこともある。

わたしのくしゃみは年とともに音量が大きくなり、

いまやまるで親のかたきのような大音量。

江戸のかたきを長崎で討って、勢い余って仙台まで行った、くらいのハゲシサなのである。

このあいだも、娘うさQと話をしている最中にくしゃみが出た。

うさQも3回までは、

「まあしゃあない」

という顔つきだったのが、5回6回となるとさすがに眉間にしわを寄せ、

「ちょっと母ちゃん、まだ出るん!?」

とオドロキと腹立たしさをにじませていた。

わたしとて申し訳なく思っているのだけど、こればっかりは止められない。

と。

思っていたのだけど。

むかしのわたしのくしゃみはかわいかった。

自分で言うのもなんだけど、ちょっとヘンテコではあったが、

「くしゅん」とか、「くちゅん」とか、

できるだけくしゃみ音を小さくするように心掛けていたように思う。

しかし今はどうだ?

「できるだけここでスッキリしてしまいたい、腹の中の空気を一掃するくらいのくしゃみをしてしまいたい」

と思っているのではないだろうか。

そういえば。

詩人の吉野弘さんも、「嫁のくしゃみがでかい」、みたいな詩をかいてなさった。

立派な詩人の奥さんですらくしゃみがでかくなるのに、

がさつ代表のわたしのくしゃみがでかくならないわけがない、

と、そのとき納得した。

今日、くしゃみが出ている最中に、「なぜ嫁のくしゃみが大きくハゲシクなるのか」考えてみた。

それは、くしゃみとは大人の女が唯一、自分を解放できる瞬間であるからに他ならない!ということである。





自分を解放する瞬間 001




自分が他人からどう見られているか、自分はちゃんとできているか、

そんなことばかり考えている若いころ、くしゃみすら自分を彩るものであり、

どうしてもかっこつけたくしゃみをする必要があった。

しかし、女業も長くなると、自分のことは後回し、他人のために使う時間が圧倒的に多くなる。

不満や愚痴は言い出したらキリがない。

だから腹にためておく。

それがくしゃみとともに出てくるのだ。

くしゃみというのは生理現象であるので、止めることができない。

おならには不寛容な社会でも、くしゃみはそれほど嫌がられない。

そのため、ここぞとばかりに、

ハーーーーックショーーーーーッイッ、このやろーめ、べらぼーめ、

というハゲシサで思いのたけをぶつけるのである。

ふだんはおとなしい詩人の奥さんもきっとそうなのである。

そういうことなので、世の男性方は、女のくしゃみが大きくハゲシクなっても。

「ああ、いま思いのたけをぶつけてるんだなあ」

と温かい目で見守ってあげてほしい。

間違っても「くしゃみがでかすぎるんだよ」と非難めいたことを言わないであげてほしい。

それを言われた不満がまたお腹にたまって、結局は。

さらにくしゃみが大きくなるだけであるんだなあ。

は、は、は、

ハーーーーーックショー―――ッイッ!

それでは~


とりぶう


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