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村上春樹の心に残ったおはなし

テーマ : エッセイ ジャンル : 小説・文学
(468)

小学校のとき、わたしは毎年図書室で、かならずある本を借りることにしていました。

それは『あくびおばけ』というおはなし。

主人公の男の子が退屈していると、あくびおばけが現れておばけのパーティーに連れて行ってくれるというおはなしです。なにがおもしろかったって、ごちそうが出てくるシーン。

魔法の粉をお皿の上でぱらぱらっとふり、『ローストビーフ出てこい!』というと、あら不思議。

おいしそうなローストビーフがあらわれるというものでした。

それ以外のところはうろ覚えなのに、食べ物のシーンはいまでもありありと思い出せます。

当時のわたしは、もし自分があの粉を手に入れたら何を出そう。

ビーフステーキは絶対!カツオのたたきもはずせない。カステラもまるごと!

などと考えながら、『粉で出してもらうごちそうリスト』をつくることに心を砕いていました。

でもわたしなりに『あくびおばけ』をみだりに何回も借りるのは、美学に反すると考えていました。

一年に何回も読んだら、食べ物のシーンを読んだときの感動がうすれると思っていたのです。

われながら、このイジキタナインにはほれぼれします。
(あきれるわ)

思い返してみると、わたしの印象に残ってるおはなしは全部、食べ物が関係しているのです。

『不思議なかぎばあさん』も印象に残ってるシーンは、おばあさんがポークソテーを作るシーンだし、むかしばなしでもいちばん強烈に覚えているのは、大メシ食らいのやまんばが大きなおにぎりをたくさん作る場面。

子どものころは何度も何度もお気に入りのおはなしを読み返しては、おなかをぐーぐー鳴らしていたのでした。

だから今でもいちばん心に残っているおはなしはと聞かれたら、『あくびおばけ』は筆頭なのです。

しかし、大人になっても『あくびおばけ』ではまずいと思ったわたしは、村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を心に残った本としてあげることにしました。

これは高校生のころに読んだのですが、あまりのおもしろさに、いつもは11時に寝るわたしが12時まで読んだといういわくつきの小説。
(1時間延びただけやん!)

わたしはしかちくにもぜひこれを読むようすすめました。

「なんてったってあたしはこれを読んで人生変わったからね。」

わたしはもったいぶって言います。

「どう変わってん?」

しかちくは不審そうに聞きます。

「う~ん、読んだらわかるって。」

「どんな話?」

「どんなって、題名のとおりよ。『世界の終り』と『ハードボイルド・ワンダーランド』の話。」

「なんやそれ。どこがそんなによかってん?」

「よくぞ聞いてくれた。あのな、『ハードボイルド・ワンダーランド』に出てくる博士がきゅうりのサンドイッチを食べる場面があって、そこがいちばんよかった!」
(結局それかい!)


でもほんとなんだから仕方ない。
わたしの心に残るおはなしは、どこまでいってもイジキタナインと直結しているんだなあ。

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うふふ・・

おはようございます、とりぶうさん。。

食欲は、人間の持っている欲の中でも強いもんやし・・ね!
今でもTVで食べモン関係が、それなりに視聴率をとるのもそうらしいですよ。
だから、とりぶうさん、大丈夫。
欲は、旺盛な方がええですよ!
いつも楽しんでします。

ありがとうございま~す!!

今日はお休み、たくさん読ませて下さい

  おはようございます。4月から、単身赴任で千葉県に参りました。宿舎から仕事場までたった15キロほどなのに片道1時間半もかかります。千葉県は鉄道網にくらべて道路網のインフラが未整備なためです。車が動かない!
  宮古島で仕事したい、椰子蟹が食べたい、ついでに宮古ヤモリも焼いて……
──いきつくところ、やっぱり私もいじきたないかも……。/狼皮のスイーツマン

o(^▽^)o キャハハハ♪

いやぁ~傑作♪

とか言いながら、実は私も同類です。

推理小説なんぞでも、作家さんによって食事のシーンが凄く丁寧に書かれて
いますよね、献立から作り方、はては
合わせるワインからデザートまで!

こういうのは犯人やストーリーなんかよりも、そこの部分ばかりが記憶に残り
まして・・・・あれ何の本だったかいな?
という事が多々ありますんですよ~!

ははははっ!!
とりぶうさん!
食に関しての欲は人一倍ですね!!
職にも活かされているのかしら
^^)
私は視覚派なので 本ではまどわされません!!
私に食に関わる想像力が欠けているようです。
本を読むのは好きで想像力をかきたてられますが・・・ ^^)
何が違うんだって!!
わかりません!


ドキッとしました

ちょうど
あくびをしながら読んでいたから…(ゴメンナサイ)

「あくびおばけ」っていうから、あくびばかりしていたら、おばけなっちゃうお話かと思ってドキドキしたけど、違っていたようなので安心しました(;→д←)

読んだら

お腹がすいてきた(=_=)

私も体の50%くらいが
イジキタナインに支配されているような気がします(^_^;)

(そして残りの半分は「ばかちん酸」か?(^_^;))<神の声>

( ̄◇ ̄;)エッ?

イジキタナインは私の中にも!

真面目に子供と食べ物を取り合いするし、
こっそり私だけ食べたりします。

村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
今日、図書館に行って探したけれど、
おいてなかった~!

本は読んでないけど、
キュウリのサンドイッチ、食べたくなりました(笑)

一番大切ですよ

食べる事、これは生物の基本欲求であり一番大切なものですよ。次は寝る事ですよね。
これもとりぷうさんには欠かせない事だと思います。
なにしろ、どんなに楽しい本があったとしても12時には寝た訳ですから・・・
そんなキャラ形成に余念のないとりぷうさんが、なんとも言えず好きですねぇ。

わかるわかる!

アニメとかも食べ物のシーンって結構焼きついてますよ。

まんが日本昔話で、おじいさんとおばあさんが食べているおかゆとか・・・

アルプスの少女ハイジの丸いチーズとか・・・

はじめ人間ギャートルズの骨付きの肉とか・・・

見ていておなかgoooooooogleでしたよv-16
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