母の電話ショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  スポンサーサイト母の電話 


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母の電話

テーマ : 日記 ジャンル : 日記
みなさんこんにちは。

この間、実家の母から電話がかかってきたとき。

「ええっ?うん、うん、・・・・・う~ん・・・・・」

と深刻にだまりこんだわたしを見て、しかちくは考えました。

これはきっと とりぶうの妹に何かあったにちがいない。

いや、お義母さんの体の調子か?

など、悪い予感が 阿波踊り のように心の中を踊っていたといいます。(むしろ楽しそうや)

さわぐ子どもたちにも 「しっ!いま和歌山から深刻な電話かかってきたから」 と人差し指を立てて 静かにするよう言います。

わたしの声はさらに深刻さを帯びてゆきます。

「・・・う~ん・・・それは難しいなあ・・」

それを聞いたしかちくは、きっとだれかが急病になって すぐ帰って欲しいと言われてるに違いないと確信。

さらに聞き耳をたてます。

聞こえてくる情報は『遺言』だの『死ぬまぎわ』だの、縁起でもない言葉ばかり。

さあたいへんだ、としかちくの心の中は 太極拳 のように激しく動き回りました。(めっちゃゆっくりやん!)

電話を切ったわたしに しかちくはあわてて聞きにきました。

「どないしたん!?だれかどっか悪いんか?」

「はあ?べつに」

「じゃあなにをそんなに深刻に考え込んでたんや?遺言とか死ぬまぎわとか」

「ああ、短歌」

「なんやそれ~!」

そうなのです。

実家の母は短歌の会に通っていて、そこに出す短歌の批評をしろ と電話をよこしたのでした。

「あんたどう思う?この短歌、あかんか?下の句のできがいまいちか?どうしたらええ?」

すがるようにわたしに批評を求めます。

父の三回忌にあたっての思いを歌にしたということでした。

母は『とりぶうは短歌わかるやろうし』というおだても忘れません。

おだてと甘い誘いには乗る女、とりぶう。

さっそく上から目線で母の短歌の批評をはじめました。

しかし、身内の批評というものはたいがいが不必要に辛口。

バーモントカレーの激辛みたいに、そこまで望まれてないのに的な辛さがあります。

そうして批評されるほうも、身内に対してはあんまり素直に聞けないもの。

『とりぶうは短歌わかるやろうし』が、だんだん『とりぶうに何がわかる』みたいなムードになってゆきます。

そしてわたしが電話の前で「・・・う~ん難しいなあ」とうなるたび、母はほめポイントをプッシュ。

批評ではなく、暗にほめろという口調。

わたしは意地でもほめるもんかという構え。

そんな親子のつな引きが続き、わたしの口調はだんだん深刻さを帯びてゆくのでした。

しかし、15分後。

なにごともなかったようなあっけらかんとした声で、母は言いました。

「まあ、このままで提出しとくわ」

「なんやそれ~!」

散々悩んだあげくこれかい!

結局わたしの批評はいらんかっ短歌~!(だじゃれもいらん!)



教訓 批評してと言われたら とりあえず ほめよう

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No title

確かに!!
誤解されても仕方ないね~ 笑)
それにしてもお母さんには たいそうな悩みだったのでしょう ^^)
しかちくさん 肩がこってしまったんじゃ~ないかい? 笑)
私には ミジンたりともない句の世界・・・
憧れますわ~ \(^o^)/
とりぶうさん ここで一句!!

No title

「いらんかっ短歌~」は、私好きですよ!

教訓、なるほどね~。
そうかもしれませんね。

ほめるのが一番かもね。

いらんかっ短歌~って

最初 駄洒落とわからんかった。(笑)
べただけど 好きですね。

まぁ身内の場合は 
短歌はよくわからんけどいいんじゃない? 
くらいにしておいたほうが
よろしいかと思います。

批評してっていうと批評になってしまうから。

「これ どう思う?とか どう感じる?」って
聞かれるほうが答えるのも楽ですね。

ある意味ほっとしました!

こんばんわ、とりぶうさん。。

しかちくさんやないけど、ほんま心配しましたよ。
なんかあったんかなぁ~って。。
でも「短歌」の評価やったんですね!
ほんま、ホッとして苦笑いって感じでしたよ。
離れているし、なんかあってもすぐにって出来ひんもんね!
でも、よかった~短歌で。。

イノぶたさん。

もともとわたしは 電話の対応が大げさだと言われてるんですが、輪をかけて深刻そうな声だったらしいです。何事か!?と思わせたようで反省。
『あれほどに 悩んだあげく もういいと
  批評いらんって ちょっとま短歌~!』
お粗末でした。あはは。

COCOマミーさん。

身内ってほめませんからね~。
だいたい、出来がよいと思うものしか人に聞かせないはずだから、
必要なのは批評じゃなく ほめ言葉なんですよね。



げっこさん。

ベタなダジャレが多いのでお気をつけください。あははは。
たしかに批評ってむずかしいですよね。批判めいてしまって。
おまけに身内って評価が厳しくなりがちだから、プロでもないかぎりほめるに限る!

さすらいの阿呆鳥さん。

たしかに離れてると、すぐに帰れないので不便ではありますよね。
そのかわり、電話やネットの普及でいつでもコンタクト取れる。
だから短歌の批評も気軽に電話で聞くんでしょうね。
いいのか悪いのか・・・・い、いいんですけどね。あはは。

なるほど、褒めなきゃね(^o^)

ここを読んで私も心を入れ替え
友人を褒めて褒めまくりました。
結果・・・
「何を企んでいるのよ?」
と友人に疑われています。

仕方がないのでこれから企もうと思います
(ΦωΦ)ふふふ・・・・

のぶちんさん。

あはは!
普段ほめない人がほめると、何かウラがあるな・・・と思いますよね。
それにしても身内をほめるって、やるせない思いですよ。



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