ハイギョショートショート とりぶうの読むコント~宮古島  ハイギョ 


ハイギョ

テーマ : 日記 ジャンル : 日記




みなさんこんにちは。

中途半端な状態のまま、生きるのってしんどいことです。

しかし、世界は不思議の宝庫。

約4億年も前から、中途半端を前面に押し出していきてるやつらがいるのです。

その名も『ハイギョ』。

魚のくせに肺をもつ、あの『肺魚』です。

きのう、エラの記事を書いていてふと思い出したので、今日はハイギョについて考えることにしました。

ハイギョ初心者の方でも大丈夫。

この記事を読み終わったころには、ハイギョがわかったようなわからなかったような、ちょっと嫌いになったような気になるかもしれないこと請け合いです。

そう、結局なにも請け合ってないです。

さて、かねてより。

わたしはハイギョに並々ならぬ興味を抱いてきました。

水族館に行っても、ハイギョのどんよりしたたたずまいに見入ってしまい、しばし考え込んでしまうのでした。

まるでハイギョにお題を出されておもしろいなぞかけを言ってみろといわれてるかのようでした。

ハイギョというのは、さいしょはエラ呼吸、そののちに肺呼吸になってしまうという不思議なやつら。

でも水のない場所ではあんまり生きることができないため、乾季のときには『夏眠』というのをとって、自分のまわりに粘膜をはり、次の雨季までながらえるそうです。

そのため。

雨の日には日干しレンガから肺魚が!なんてこともあるとウィキペディアには書いてました。






ハイギョ 2011 4・19





さてここで。

なぜハイギョがもっと進化して全部肺呼吸にしてしまわなかったのか、あるいはエラ呼吸のままにしておかなかったのか、考えてみたいと思います。

進化というのは常に、ある条件によりよく沿うようにおこります。

ハイギョのいる地域では4億年前の当時、水中が手狭になったため、陸にあがるべく肺をもつやつらが流行の先端を走っていたのだと思われます。

ハイギョもそれに乗っかりました。

ええ、乗っかりましたとも。

肺をもつやつらはさらに進化して、陸を目指しはじめました。

オレら、がんがん進んだるで!

進化の先端進んだるで!

はるかなるイスカンダルへ!

という心境だったと思います。

しかし。

ハイギョのあのぼんやりした顔つきを見てもわかるように。

そういう点では彼らはひじょうに怠け者だったのではないかと思うのです。

もうここまで来たから、オレはええわ~。

陸にあがったら重力にたえないとあかんの、オレ、しんどいし~。

じっとしてても食いモンはわりとあるし~。

という顔つきをしているではありませんか!

そうして彼らは、肺を持っているということが流行の先端を走ってると信じて疑わず、4億年もやってきたのです。

どんだけのんびりなんだ!

同じ肺呼吸をしながら水中で生活する哺乳類を比べると、彼らの怠けっぷりは際立っています。

哺乳類たちは、以前は陸での生活をしていました。

なのに好んで水中に向かったのです。

これは『おれ、世界中見てきたけど、やっぱ、田舎がいちばん落ち着くわ』という心境と同じです。

しかしハイギョは違います。

『オレ、田舎出身だけど都会のやつらがもってる肺を手に入れてるし、これでいい』

とぼんやりした顔で思っているのです。

だから、水中の哺乳類たちがわりと機敏に動くのに対し、ハイギョはどうです!

まるで沈んだ丸太のように動かないというではありませんか!

そうして、アフリカのハイギョは、ときどき水面に出て呼吸しないとおぼれるため顔を出すと、天敵ハシビロコウ(鳥)に食われることもあるという、情けなさ。

なんというぼやぼやっぷりだ、ハイギョ!

でもそこがわたしにはとても親近感を覚えるところでもあるのです。

状況にあわせて進化していける人にいっつも遅れを感じる自分と似てるなあと。

だからその中途半端っぷりが最高だよ、ハイギョ!と思うのです。

さてここでなぞかけ。

ハイギョ

とかけて

肝心のことをおろそかにするわたし

ととく

そのこころは



どちらも 大事なものは みず(水・見ず) ですね。

それでは~



とりぶう

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ハイギョときたら

ハイ(^_^)/
( ̄□ ̄;)ギョッ
ですよね。
名前を聞いて多くの人がギョッとしたと思います。

私は今回の絵を見てリアルに想像してしまい
(@_@)ギョッっとしました(^_^)/

のぶちんさん。

いやあ、今回の絵の想像図は、まったくの想像図なので、どういうふうに出てくるのか一度見てみたいものです。
ちなみにこのハイギョ。
夏眠中は腐らないため、砂漠地方の人は、保存食としてハイギョを携帯していったとか。
知れば知るほど不思議なやつです。
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